バリ海底でヌルッとした“男性器型”イボイボ怪獣
バリ海底でヌルッとした“男性器型”イボイボ怪獣が激写される! 正体不明の生物にネット騒然、理学博士も検証!
――科学分野だけではなく、オカルト・不思議分野にも造詣が深い理学博士X氏が、世の中の仰天最新生物ニュースに答えるシリーズ
一見すると、男性器に手足を生やしたような姿をした奇妙な生物が、動画投稿サイト「LiveLeak」に投稿され話題になっている。動画が投稿されたのは今月8日のことで、インドネシア・バリ島で撮影されたという。
動画には全体的に白っぽい不思議な形状をした軟体動物が、浅瀬の海中の砂地を這い回っているシーンが映っている。半透明の頭部はまるで亀頭のような形をしているが、時折ぷくーっと膨らんでうちわのように平らにつぶれ、再び元の形に膨らむという奇妙な動きを繰り返す。頭部以外は全身白みがかったイボのようなもので覆われ、体の左右には五つのヒレのようなものが付いている。

まるでエイリアンか古代の奇妙な生物の生き残りにも思われるが、この生物は一体何者なのだろうか? 生物学に詳しい理学博士X氏に尋ねてみたところ、次のような回答があった。
「これは裸鰓類(らさいるい)、つまりウミウシの仲間だと思います」
ウミウシは世界中の浅い海の海底で見られるごく一般的な生物である。だがその形態は種によって非常に多様性に富んでおり、体色が赤や青など色鮮やかだったり、翼のようなヒレを持つ美しい形をしていたりするものも存在する。バラエティ豊かで可愛らしい姿から、ダイバーなどを中心に人気のある生物でもある。
この見解を受けてさらに調査を行ったところ、「LiveLeak」に投稿された動画のオリジナルとみられる動画を「YouTube」で発見した。投稿者はダイバーで、この生物を「nudibranch melibe(メリベ種のウミウシ)」と呼んでいる。動画はインドネシア・バリ島にあるプリ・シャディというダイビングスポットで撮影されたもので、この生物の正体は「hooded nudibranch(フード付きのウミウシ)」「lion’s mane nudibranch(ライオンのたてがみを持つウミウシ)」などと呼ばれているウミウシであるようだ。
生物の正体は分かった。ただ、気になるのはやはり亀頭のような頭部だ。X氏はその正体を次のように推察した。
「頭の部分は変形した触手ではないでしょうか。膨らんでペタッと広がるのは砂地から餌を集めるためだと思います。投網のようなイメージですね」
エイリアンや太古の生物に答えを求めずとも、海の中には私たちの知らない奇妙な生物がまだまだたくさん存在しているのだ。
(吉井いつき)
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