無限ワープエンジン「EMドライブ」の存在が確定! NASAの機密文書リークで発覚、月まで4時間で行ける!
実は、2014年にも同研究チームは、「カンナエドライブ(Cannae Drive)」と呼ばれる「EMドライブ」で、「30~50μN(マイクロニュートン)」程度の推進力を得られたと報告している。しかし、有効な実証結果が出ていたにもかかわらず、物理学の常識におさまらないレポートだったことから、多くの科学者は「EMドライブ」の存在を疑っていた。
だが、今回のリークにより、NASAが懐疑的な科学者を尻目に物理学界の鬼子「EMドライブ」の実験を続行し、改良を重ねていることが判明したのだ。流出文書によると、イーグルワークスの研究者らは「EMドライブ」を用いて1kWあたり1.2mN(ミリニュートン)の推進力を得ることに成功。これは、地球上で1つのリンゴを空中に浮かばせるために必要な力の900分の1と微力ではあるが、夢の技術実現に向けて着実に前進している。
NASAは「EMドライブ」の他にも「レーザー推進システム」も開発中だと言われている。「レーザー推進システム」とは、光の粒子的性質に注目し、光を照射することで押す力(=推進力)を得ようというものだ。レーザーアレイ(大出力のまとまったレーザー光)を船体に当てることで、まるで風を受けた帆船のように、宇宙船は宇宙空間を進むことができるそうだ。実現すれば、大量の燃料を積む必要がなく、燃料切れの心配もないうえ、光速に匹敵する速度で移動することが可能になるため、火星に3日で到達できるという。
今回流出した「EMドライブ」の実験報告書、そして「レーザー推進システム」……どうやら、NASAは本気で宇宙開発事業に技術的ブレークスルーをもたらそうとしているようだ。実業家イーロン・マスク氏が、火星移住計画を10年以内に実現すると明らかにしているが、NASAが急ピッチで旧来の燃料エネルギーに変わる技術を追求している背後では、全人類を巻き込んだ宇宙開発事業が水面下で進行しているのかもしれない。今後もNASAから目が離せない。
(編集部)
参考:「NASA Spaceflight.com」、「Yahoo News」、「Science Alert」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊無限ワープエンジン「EMドライブ」の存在が確定! NASAの機密文書リークで発覚、月まで4時間で行ける!のページです。月、NASA、火星、イーロン・マスク、ロケット、EMドライブなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで