ロシアの自殺グループが作った遊び「Blue Whale」で130人以上の少年少女らが死亡! 残酷なルールも判明
ロシアで発生した14歳~16歳少女らの自殺にSNS上で横行する「自殺グループ」が関与していることが判明した。この他にも130件以上の未成年の自殺にかかわっている可能性まで浮上し、大きなニュースになっている。
■「自殺グループ」に参加した14歳~16歳が立て続けに自殺!
英紙「Daily Mail」によると、自殺した2人の生徒はユーリア・コンスタンチノヴア(15)と、友人のヴェロニカ・ヴォルコヴァ(16)。2人とも今月26日にロシアのウスチ・イリムスクのアパートから投身自殺した。25日にも14歳の少女が電車に飛び込み死亡、27日にも15歳の少女がクラスノヤルスクのアパートから飛び降り、瀕死の重傷を負ったそうだ。
ロシア州警察の調査によると、少女らはロシア最大のSNSサイト「VKontakte(通称:VK)」内で、「自殺グループ」に参加していたことが分かったという。参加少女らはグループの管理者から「自殺ゲーム」と称されるいくつかの“課題”を与えられ、それを実行したそうだ。2015年12月~2016年4月の間に「自殺グループ」が関与した未成年の自殺は130件にものぼるとみられている。具体的な課題の内容はソースによってまちまちだが、概ね以下のようなものだったという。
・手に特定の言葉を刻みつける
・飛び降りに適した高いビルを見つける
・ナイフや剃刀を使い、手首や脚に「クジラ」を描く
・毎日、ホラー映画を見る
・指定された音楽のみを聴く(オンライン掲示板によると、その1つがロシア人ミュージシャンWOODJUの「VACUUM」)
・深夜4時20分に起きる
・50日目(30日目)に死ぬ
「Blue Whale(ブルー・ウェール)」と呼ばれるこのゲームは、シロナガスクジラ(Blue Whale)が自ら陸に乗り上げ“自殺”することから名付けられたといわれている。ロシアを中心に広がりを見せ、現在はカザフスタンやキルギスタンなど中央アジアにも進出しているそうだ。東欧メディア「Balcan Insight」によると、事態を重くみた「ブルガリア・インターネット安全センター(Bulgaria’s Centre for Safe Internet)」は、ブルガリア中の親に注意を促したという。
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