アマゾンで精霊に拉致された不明男性、9日目にサルの介抱で救出される!=ボリビア
チリ人旅行客が南米ボリビアのアマゾンで“悪霊”に連れ去られるという怪事件が発生。着の身着のままでアマゾン奥地をさまよい歩くという絶望的な状況の中、“サル”の一群に助けられ9日後に無事生還した。
■森の悪霊が異次元に連れ去った!?
「National Geographic 電子版」(3月23日付)などによると、チリ人のマイコール・コロセオ・アクーニャ(25歳)は、今年2月頃、ボリビア・マディディ国立公園で、「マックス・アドヴェンチャーズ」のツアーグループとともに、近隣の村から数km離れた奥地でキャンプを張っていたという。
それまで順調に進んでいたツアーだったが、ある日、一行がガイドとともにアマゾン探検から戻ると、アクーニャにおかしなところが見られたという。どこか興奮していて「普通じゃない様子」だったそうだ。
その後、アクーニャは「パチャママ(母なる大地)」に感謝を捧げる伝統儀式への参加を拒否。儀式中、ガイドの1人がアクーニャの様子を見に戻ると、そこに彼の姿は無かったという。
グループはすぐに捜索を開始、数時間にわたり辺りを探したものの、痕跡1つ見つからなかったそうだ。この時、「マックス・アドヴェンチャーズ」社長のフェイサル・ナバ氏は、「パチャママの儀式に参加せず、母なる大地をけなした」ためだと考えたという。地元の伝承では、パチャママに無礼を働く者は「ドゥエンデ」と呼ばれる、犠牲者を異次元に連れ去る悪霊によって気が狂わされてしまうというのだ。
「我々はドゥエンデが実在すると信じています。アクーニャ氏を連れ去ったのもドゥエンデだろうと思っています」(公園長マルコス・ウスキアーノ氏)
失踪から6日目経っても、発見されたのは泥にまみれたアクーニャの靴下だけだった。そこで捜索隊は、ドゥエンデに対抗するため地元のシャーマンに捜索を依頼。彼らは、靴下を手掛かりにアクーニャの魂との対話を試みたという。
様々な儀礼が行われる中、ついに失踪から9日目、キャンプ地から1.5kmほど離れた川岸で叫び声を挙げるアクーニャを発見、無事保護した。発見当時、アクーニャは蚊に全身を刺されており、栄養状態も悪かったが命に別条はなかった。
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2024.10.02 20:00心霊アマゾンで精霊に拉致された不明男性、9日目にサルの介抱で救出される!=ボリビアのページです。霊、サル、アマゾン、ボリビア、精霊、猿、異次元、悪霊、シャーマン、森、ドゥエンデ、マディディ国立公園などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで