BBCが「金星人と人間の交信」を実況中継! 58年前に放送された“驚愕の宇宙メッセージ”とは?
■「地球は、これからバランスを崩し、破壊的な未来が待つ」
そうこうするうちに、キング博士の奇異な言動は注目を集めるようになり、1959年になると英「BBC」で「火星と金星から地球へ告ぐ」という特番が組まれることになった。番組では、トランス状態に陥ったキング博士を媒介として金星の諜報部員“シリウス”が登場した。
当時、TVの前では多くの視聴者が、この一部始終をかたずをのんで見守っていたとされる。目隠しをし、先程とは打って変わった口調で話しだす博士。まさに『金星人と話してるの図』だ。なお、彼の受け取ったメッセージは次のとおり。
「我々は地球暦で1800万年前から、お前たちが“地球”と呼ぶこの地を訪れている。地球は、これからバランスを崩し、破壊的な未来が待つだろう。第1に核実験、第2に『精神の法則』からの逸脱が危惧される」
スタジオには、ケンブリッジ天文台所属の宇宙飛行士ドュー・ハースト博士と、陰陽心理学が専門の精神科医(匿名)が同席していたが、残念ながらエイリアンからの言葉には、二人とも懐疑的で最後まで平行線をたどる結果となった。1950年代、世界はUFOブームが席巻していた。アメリカのトルーマン大統領でさえ「UFOは存在するかもしれない」と公式インタビューで言及しているほどだから、人々のUFOへの関心は今よりずっと高かったのかもしれない。
「人類は、20年以内に火星へ移住できる」と豪語したのは米スペースX社のCEOイーロン・マスク氏だ。21世紀の今、宇宙のミステリーは飛躍的に解明されつつある。だが、ときにはこんな古めかしい映像を見て、当時の人々の宇宙に対する純粋な好奇心に思いをはせてみるのも悪くないだろう。もちろん「エイリアンとの接触」に備えるという明確な目的をもって調べるのも結構。トカナでは度々報じているが、世界中のオピニオンリーダーたちの多くはエイリアンの存在を信じていのだ。恥じることはない、エイリアンに向き合って突撃していこう。
(文=佐藤Kay)
参考:「CE Evolution」ほか
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