歴史書には決して載らない「ギザのスフィンクス」の衝撃的事実6選! 怪しすぎる内部構造、古代エジプト製ではなかった!?
■スフィンクスは何のために造られたのか?
4、
また、スフィンクスの存在意義についても諸説入り乱れており、実態が掴めない状況だ。古くは、紀元1世紀の博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスが、『博物誌』でスフィンクスに言及し、古代エジプト人らはスフィンクスを“神”として崇めていたと書き記していたり、米作家ロバート・テンプルが、スフィンクスはジャッカルの頭を持つ冥界の神「アヌビス」を模したもので、アメンエムハト2世(在位:紀元前1878年~1843年)に似せて造られたと推測したりしているが、どれもスフィンクスの謎を解明する決定打にはなっていない。
5、
中には、古代エジプト神話に出てくる冥界の神「オシリス」の墓でないかとする面白い説もある。実際、日本の吉村作治教授率いる早稲田大学の研究チームが80年代にスフィンクスを電磁探査したところ、地下に2.5~3mほどの空間、両手の前に1~2mほどの空間があることや、スフィンクスの南面と北面の地下にトンネルらしきものの痕跡を発見している。少なくとも、スフィンクスは単なる彫像ではないようだ。
6、
余談だが、アメリカ人考古学者のマーク・レーナー氏によると、赤・青・黄色の染料がスフィンクスに付着していることが分かっており、かつてはきらびやかに彩色されていた可能性もあるという。
結局、スフィンクスは、いつ、誰が、何のために造ったのだろうか? いつか全ての謎が解明されることを信じて、今後の研究に期待しよう。
(編集部)
参考:「EWAO」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊歴史書には決して載らない「ギザのスフィンクス」の衝撃的事実6選! 怪しすぎる内部構造、古代エジプト製ではなかった!?のページです。宇宙人、エドガー・ケイシー、エジプト、ピラミッド、エイリアン、スフィンクスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで