致死率95%超え、意識障害、皮膚突き破り…! “人間の目には見えない”極小の殺人バクテリア5選!

■レジオネラ

致死率95%超え、意識障害、皮膚突き破り…!  人間の目には見えない極小の殺人バクテリア5選!の画像7画像は、「Wikipedia」より

 河川や湖沼、土壌などに潜む細菌の1種「レジオネラ」は、1976年に米国ペンシルベニア州で221人が原因不明の肺炎を発症したことで発見された。「レジオネラ」は空調設備の冷却塔水や循環式浴槽水、給湯器の水などの淡水中に形成されるバイオフィルムに寄生し増殖。感染経路としては、シャワーや湯気により空気中に飛散した微量な菌を、人間が呼吸器官から吸い込むことで肺に感染することが知られている。「レジオネラ」に感染すると、2日から10日程の潜伏期間を経て咳や頭痛、高熱や筋肉痛といった症状が現れ、さらに症状が悪化すると意識障害や呼吸困難まで発症するという。

致死率95%超え、意識障害、皮膚突き破り…!  人間の目には見えない極小の殺人バクテリア5選!の画像8画像は、「news local」より

■メジナ虫

致死率95%超え、意識障害、皮膚突き破り…!  人間の目には見えない極小の殺人バクテリア5選!の画像9画像は、「Wikimedia Commons」より

 感染した人間の体内を動き回る「メジナ虫」は、内臓や筋肉を傷つけながら成長し、約1年後には皮膚を喰い破り体外へと出てくる寄生虫。別名“ギニアワーム”とも呼ばれる「メジナ虫」は、1980年代半ばに世界21カ国で推定350万人の感染が確認されて以降、感染者数は減少を続け、2015年の報告によると22人にまで減っている。「メジナ虫」は水中に生息するミジンコ類に寄生し、飲料水を介して人間の体内に侵入するため、飲料水の適切な処理が行われていないアフリカの貧困地域に感染者が集中している。多くの場合、感染者の足の皮膚を突き破って出てくるのだが、その痛みは想像を絶するという。中には鼻から飛び出す場合もあり、呼吸困難により死亡する感染者もいるとか……。


参考:「LISTVERSE」、ほか

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文=山下史郎

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