19世紀の世界を恐怖に陥れたエグすぎる殺人事件5選!! 毒殺を隠すため住民全員に毒チョコを送りつけ!?
時に人間は、信じられない理由から殺人を犯すことがある。それは、今も昔も変わらない。愛した人を手に入れる為に無実の人まで殺害した例や、多くの謎を残したまま未解決となった例など、数え切れないほどの残虐事件が世界中で発生してきた。今回は、19世紀の世界を震撼させた恐ろしい殺人事件5選を紹介しよう。
■チョコレートクリーム・キラー
絶頂期とも称されるヴィクトリア朝時代のイギリス、大英帝国には「チョコレートクリーム・キラー」と呼ばれるクリスティアナ・エドマンズという女が暮らしていた。一目惚れした既婚男性の妻を殺害しようと毒入りのケーキやチョコレートを作った彼女は、その後、自身の犯行が疑われないように町中の住民にそれを郵送したという。チョコレートを口にしてしまった4歳の子どもは中毒で死亡し、体調不良で倒れる大人も続出。やがて犯行が発覚したが、クリスティアナには精神異常が認められ、不定期刑が下されている。ちなみに当時のイギリス市民は、「ストリキニーネ」など毒性の強い薬物に怯えながらくらしていたという(人体に致命傷を与える上に検出も困難であるため)。
■狂った歯医者
1865年、オーストラリア・シドニーで1人の男性が拳銃自殺を遂げる事件が起きた。男性の自殺を目の当たりにした妻マリアと彼の友人ヘンリーの証言によると、男性は金銭問題を抱えており、自殺願望も強かったという。しかし数週間後、地元警察の調べにより事件は自殺から他殺へと急展開を迎えることに……。なんと男性は、不義の関係にあった妻マリアと友人ヘンリーによって殺害された事が判明したのだ。ヘンリーが男性の頭を拳銃で撃ち抜き、その後、死にゆく夫に妻のマリアが毒を盛り、男性は完全に息の根を絶たれた。同事件は当時大きな話題を呼び、ヘンリーは地元紙が表現した「気が狂った歯医者」の異名で知られるようになる。
■メアリー・ロジャース事件
1841年7月、米・ニューヨーク州を流れるハドソン川で、1人の若い女性の水死体が発見された。全裸の状態で川に浮かぶ遺体の身元は、21歳のメアリー・ロジャースと判明。遺体の顔面には殴られた跡があり、地元警察はメアリーが強姦後に殺害されたものと見ていた。また、事件から1週間が経過した頃、当時メアリーが数人の男性と森へと向かう姿を見たという目撃証言が警察に届き、その中には森から悲鳴が聞こえたという証言もあった。茂みの中からは、メアリーの物と思しき衣類も見つかっている。しかし、メアリーの死因は特定されず、堕胎手術の失敗による死亡説や銃の暴発説など、さまざまな憶測が飛び交い、真相は今も闇の中だという。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊19世紀の世界を恐怖に陥れたエグすぎる殺人事件5選!! 毒殺を隠すため住民全員に毒チョコを送りつけ!?のページです。米国、殺人、切り裂きジャック、英国、オーストラリア、毒、山下史郎などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで