地球の自転が停止した瞬間、いったい何が起こる!? 誰一人として生還できない地獄の世界を徹底解説!
■遠心力で引き上げられていた赤道近辺の海水が流出
ところで、今の地球は完全な球体ではない。自転の遠心力によって、北極と南極を結んだ円よりも赤道の円の方が長いのだ。しかし自転が停止すると遠心力がなくなり、今度はあべこべに赤道の円よりも北極と南極を結んだ円の方が長くなることが予想される。
また遠心力は海にも作用していて、現在の赤道付近では、遠心力によっておよそ8キロメートル海の水位が引き上げられている。自転が停止すれば赤道近辺の海水はなくなり、それらは一気に北極と南極の方向へと移動してしまうと論理的にシミュレーションされている。そして赤道近辺にしか陸地は存在しなくなり、ほかの地域は水没してしまう。
……と、さんざ悲惨で凄惨な予測ばかりで少し落ち込んでしまうが、安心してほしい。地球の自転が停止するような事態はしばらく起こらない。事実、地球の自転は徐々に遅くなっている。しかし、1日が25時間になるのでさえ2億年近く先の話なのだ。自転が止まる頃には私たちは誰一人として生きてはいまい。
それにもし地球の自転が急に停止するようなことになっても、私たちのほとんどは訳もわからないままその瞬間に死んでしまうから、さして心配をする必要もないだろう。
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