11月19日にニビル接近、12月2日までにM7以上の巨大地震連発で地球滅亡へ! やはり“この世の終わり”はもう始まっていた!?

■NASA「ニビルは存在しない」

「世界の終りが9月23日からはじまる」というデイビッド・ミード氏らの“予言”は、前述のようにネットを中心に大きな話題を呼んだ。そして、普段ならこういう騒ぎに一切関わらないはずのNASAまで異例ともいえるアナウンスを行った点も見逃せない。これは、2012年の“マヤ歴終了”以来の“緊急声明”だったのだ。

11月19日にニビル接近、12月2日までにM7以上の巨大地震連発で地球滅亡へ! やはりこの世の終わりはもう始まっていた!?の画像2 「NASA」の記事より

「多くの人々が、この9月23日に惑星が現れて地球に衝突し、世界が終わると“予測”しています。ですが、その惑星というのは大いに疑問です。ニビルは存在しません。そして、地球に衝突する惑星もありません。ニビルの話は何年もの間、定期的に新しい終末論的寓話にリサイクルされています」(NASAによる9月20日の声明)

 9月23日以降、NASAのアナウンスが正かったことが証明された形だが、では、一方で今回の“9月23日説”のいわば主役であったデイビッド・ミード氏は現在、いったいどのような論陣を張っているのだろうか。ミード氏が同じく「Planet X News」に寄稿した記事によれば“終末の日”は延期されたということだ。

 加えて、ミード氏がかつて「Washington Post」の取材に応じた際、「この世は終わらないが、我々が慣れ親しんだこの世界は終わる」という発言をしていたことも最近になって注目を集めているようだ。

11月19日にニビル接近、12月2日までにM7以上の巨大地震連発で地球滅亡へ! やはりこの世の終わりはもう始まっていた!?の画像3Express」の記事より

 さて、もはやミード氏が“終末の日”を指定することはないとのことだが、彼の言葉によれば9月23日以降、これまで我々が前提としてきたこの世界は、実はすでに失われる過程へと突入してしまっているのかもしれない。日本をはじめ、世界各地で異常な天候が報告されているが、“異常”も常態化すれば“正常”になる。すでに“この世の終り”がはじまっているとすれば不吉この上ない話になるが、地球環境も国際情勢も予断を許さない状況は続きそうだ。


参考:「Daily Mail」、「Express」、ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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