我々は夢を見ている時にパラレルワールドに行っていた! 睡眠中はシュレーディンガーの猫状態、目覚めた瞬間に現実決まる!
■睡眠とはパラレルワールドへの旅立ち
量子論を代表する奇妙な現象のひとつに量子的重ね合わせ( superposition)の状態がある。箱を開けて観察するという行為をもって生死が決定される「シュレーディンガーの猫」に例えられるように、この量子的重ね合わせの状態では“生”と“死”という2つの状態が共存しているのである。
すると人間が夢を見ている時の状態というのは、肉体は現実Aにありながら意識は現実Bにあるという2つの状態が共存した量子的重ね合わせの状態であるのかもしれないのだ。そして“目覚める”ことで毎朝、現実Aに“決定”される。
ではこの“現実B”のほうは実在する世界なのか? そこで魅力的な概念として浮上してくるのが、多世界解釈(many-worlds interpretation)や多元宇宙論(multiverse)で考えられている“パラレルワールド”だ。もし夢を見ている最中の我々の意識がパラレルワールドにあるとすれば、この“現実B”も実在する世界ということになる。
その証拠になるかもしれないのが、たいていの夢は我々が現実に生きている世界(現実A)と基本的にあまり違いのないビジュアルと設定の世界であることだ。もちろん夢の世界(現実B)で訪れたことのない場所にいたり見知らぬ人に出会ったりもするだろうが、この“微妙に違う”ことこそパラレルワールドの特徴だといえるのである。
ということは夢の中で体験することは、パワレルワールドにいる自分の“実体験”なのかもしれない。そこにいる“自分”は過去に別の選択をしたり、確率的に過去に起こり得た出来事に巻き込まれたりした自分であるとすれば、おそらくそこにはさまざまなヒントや気づきが隠されているだろう。睡眠とはパラレルワールドへの旅立ちであるという観点で日々の夢を解釈してみれば、いくつもの有意義な発見があるのかもしれない。
参考:「Disclose.tv」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊我々は夢を見ている時にパラレルワールドに行っていた! 睡眠中はシュレーディンガーの猫状態、目覚めた瞬間に現実決まる!のページです。夢、睡眠、量子論、パラレルワールド、仲田しんじ、多元宇宙論、多世界解釈などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで