【長崎県の奇祭】男たちがガチで殴りあう「ケンカ祭り」が壮絶すぎる! 顔面ボコボコ…飛び蹴りも!
「脇岬祇園祭り」は、毎年、2日間に渡って行われている。その1日目には、八坂神社から脇岬神社に神輿を納めるための「お下り」が行われる。そして、2日目には、脇岬神社から八坂神社に神輿を納めるための「お上り」が行われる。江戸時代の参勤交代を模した隊列は、大名行列さながらの様相を見せる。
2日目、八坂神社に神輿を納めた後、裏通りが交差している四つ角で行われるのが「受け渡し」と呼ばれる儀式で、祭りの一番重要なシーンとなっている。ここでは、“祭りの受け持ち”を翌年の当番町(集落)に引き継ぐための儀式が行われる。その年の当番町から次の年の当番町に挟箱(はさみばこ)を渡すことが目的だ。
しかし、翌年の当番町の男たちが、それをスンナリと受け取ることはない。この年までの当番町を「困らせてやろう!」という気持ちが働いているので、ワザと知らぬフリをする。男たちの中には、「(所作のありようが)なってないっ!!」と思う者がいて、イライラは募りに募り、ボルテージはグングン上がっていく。言ってみれば、様々なことにイチャモンをつけることができるようになっている。
そして、この「受け渡し」の儀式の後に行われるのが、壮絶な“ケンカバトル”だ。男たちは、昼間から酒を浴びるほど飲んでいるので、ケンカは、アリエナイほどヒートアップする。
現在、日本中に「ケンカ祭り」と呼ばれている祭りはいくつもある。しかし、壮絶な殴り合いが行われているのは、おそらくここ脇岬町だけだろう。「脇岬祇園祭り」には、男同士が持つ本物の絆と、漁師村としての伝統が色濃く残されている。祭り本来の姿がここにはある。
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