ギザの大ピラミッドが「地球一周分の壁が作れる量の石材」で作られていたことが判明!算出方法とは?
計算の前に、まずは基本となるデータを確認しよう。
大ピラミッドは高さ約139メートル(完成当時は146.6メートルあったとされる)、底辺の長さは約230メートルである。底辺は誤差が20センチメートルほど存在するが、ほぼ正方形と考えてよいだろう。そして壁の長さ、つまり地球の赤道の全円周は約40,075キロメートルである。
では、まずピラミッドの体積を計算しよう。この体積は使われている石材の量とほぼ同じと考える。
230×230×139×1/3=2,451,033(立方メートル)
続いて壁について考える。長さ40,075キロメートル、高さは60センチメートルの壁をピラミッドの石材で作るとすると、その奥行きは次のように計算できる。
2,451,033÷40,075,000÷0.6=0.1(メートル)
大ピラミッドで地球を一周する高さ60センチメートルの壁は作れるのだ。ただし奥行き10センチメートルの薄い壁ではあるが。
なお、「Reddit」では他の計算方法も提案されている。まず壁の断面積を求め、その値をピラミッドの体積を割る方法だ。当たり前だが、この方法でも壁の奥行きは10センチメートルほどとなる。
大ピラミッド内には空洞が存在しているため、実際に使われている石材の量は今回の計算より少なくなるだろう。壁の高さは60センチメートルより低くなるかもしれないし、10センチメートルよりもっと薄い壁しか作れないかもしれないが、それでも地球を一周する壁を作れる途方もない量の石材が使われているのは間違いない。ピラミッドを作った古代の人々の壮大な計画と、それを実現させた多大な労力と努力に畏敬の念を抱かずにはいられない。
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2024.10.02 20:00心霊ギザの大ピラミッドが「地球一周分の壁が作れる量の石材」で作られていたことが判明!算出方法とは?のページです。エジプト、壁、ギザの大ピラミッド、計算などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで