人間の生涯総うんこ量は“10トン超え”だった! 世界18億人が糞尿まみれの水を飲んでいる現実も!
■世界45億人にまた衛生的なトイレがない
ここで、忘れてはならないのは、脱糞するのは先進国の人間だけではないということだ。普段、水洗トイレを当然のこととして享受していると、そうではない環境にある人たちの苦しみに気づきにくい。
世界には今なお、45億人が衛生的なトイレを使うことに日々事欠いているのだ。第三世界では、毎年約2億トンの排泄物が海や河川に垂れ流されており、18億の人たちは糞尿にまみれた飲水を口にするしかないという。
このような劣悪な衛生状態では、いつ伝染病がアウトブレイクしてもおかしくない。本来であれば、「食べたら出す」という物質循環——食物連鎖、腐食連鎖が貧しさゆえに健全に機能せず、人々は自分が出したものを再び口に入れてしまう悲劇を生んでいる。
幸いなことに、近年では海外NGOの援助で、適切に、し尿処理がされ、きれいな飲料水にアクセスできる地域も増えていると聞く。なによりの明るいニュースだ。
米陸軍はかつて、兵士らに「3つのS」という生活習慣を課していた。シャワー(shower)、シェイブ(shave、髭剃り)――そしてシット(shit、クソ)だ。いかにも軍隊式規律とはいえ、排便まで徹底させられる方にしてみれば、たまったものではなかっただろう。だが、食べたら出すという基本的な健康管理に真摯に取り組んだ姿勢は評価されるべきと感じる。そして、トイレに限らず、あらゆるものが非常に衛生的に守られている日本という国に住む奇跡に、感謝せずにはいられない。
参考:「Live Science」、「United Nations」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊人間の生涯総うんこ量は“10トン超え”だった! 世界18億人が糞尿まみれの水を飲んでいる現実も!のページです。健康、トイレ、米軍、うんこ、佐藤Kay、衛生、排泄、糞尿などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで