軍艦島伝道師・黒沢永紀が「軍艦島と池島」を紹介!
冷蔵庫から猫の首…軍艦島伝道師・黒沢永紀が「軍艦島と池島」を紹介! 遊廓・朝鮮人労働者の裏話や軍艦島のダンジョンも!

●話題沸騰! 参加者満足度150%の軍艦島&池島ワンデイツアーを書籍化!
世界遺産の登録で長崎旅行の定番となった炭鉱跡の「軍艦島」とおなじ長崎県にあり、21世紀まで操業した九州最後の炭鉱、池島炭鉱があった「池島」。この2島を1日で巡る究極の産業遺産ツアー『池島散策&軍艦島周遊ワンデイツアー』の就航にあわせて、軍艦島と池島の魅力を徹底解説した書籍が、今回紹介する『軍艦島 池島 長崎世界遺産の旅』(筑摩書房)。著者の黒沢永紀(くろさわ・ひさき)は、約20年にわたって軍艦島を取材し、数多くの書籍やDVDを発表している軍艦島伝道師。2018年からは、自ら企画したワンデイツアーのガイドも務めている。写真には秘境探検家の酒井透も参加したオールカラーのビジュアル・ガイドブックだ。
●早すぎた未来都市 軍艦島
軍艦島といえばその名の通り、まさに軍艦のように見える外観をご存知の方も多いだろう。世界でも類を見ない唯一無二の島影は、圧倒的な破壊力で見る者に迫ってくる。さらに軍艦島の凄いところは、その見た目だけではない。国内初の鉄筋集合住宅をはじめ、国内初の海底水道、国内初の屋上菜園、国内初の特殊な接岸桟橋など、数々の国内初の挑戦に成功し、最盛期には世界最大の人口密度を誇った島だった。また、炭鉱マンの給料は破格に高く、その裕福さは、家電三種の神器の島内普及率が国内最速だったことからも見てとれる。反面、すべてのインフラとライフラインを外部供給に頼った軍艦島は、現代の大都市にも通じる“早過ぎる未来都市”だったといえるだろう。文明開化の時代にはニッポンの近代化に貢献し、大戦間時代には帝国主義を推進し、戦後復興から高度成長の時代には経済の発展を縁の下で支えた軍艦島は、20世紀のニッポンをそのまま凝縮したような島でもあった。
そんな凄い軍艦島が、2009年以来観光上陸できるようになったのは嬉しいが、見学できるのは島のほんの一部で、軍艦島をもっとも特徴づける住宅棟群へは、近づくことすらできない。住宅棟群は、往路または帰路の船上から眺めるだけというのが残念だ。また、炭鉱遺産といいながら、炭鉱施設がほとんどなく、爆撃を受けた戦地のような瓦礫を前に、想像力をフル稼働しなくてはならないのも軍艦島の現状である。書籍では、そんな現状をふまえつつ、船上から見える特徴的な物件を中心に、それぞれの物語を解き明かしていく。



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