【閲覧注意】ナチス「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレの鬼畜双子実験、狂気の全貌! 血液を大量採取、謎の薬品注射…!

【閲覧注意】ナチス「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレの鬼畜双子実験、狂気の全貌! 血液を大量採取、謎の薬品注射…!の画像3アウシュビッツ収容所の子どもたち 「Mysterious Universe」の記事より

■家族と引き離された双子たち

 狂気の医師が熱中したもう一つの分野が、双子についての研究であった。クリーガー氏がメンゲレの元へ行き着いたのも、彼女の子に双子の姉妹がいたからだ。

 メンゲレは1944年ごろから、双子の精神的な共鳴などに強い興味を示し、護送の列から手ずから双子を見つけ出すことさえあった。同年にアウシュビッツに連行された双子のエヴァ・モゼス・コー氏は、収容所に到着するとすぐに実験のために家族と引き離されたという。

「『双子だ、双子がいる!』親衛隊の男が声をあげ、私たちを制しました。姉妹のミリアムと私はとてもよく似ていたからです。

『娘さんは双子かね?』兵士が尋ねます。

『それが何かの役に立つの?』母が聞き返すと、彼はうなずきました。

『双子です』そう母が応じると、なんの警告もなく、私とミリアムは奪い去られました。必死の叫びも聞き入れてもらえません。

 兵士たちに連れ去られる間、絶望の中で目いっぱい伸ばされた母の腕を、私は忘れることができません。それが母の姿を見た最後です」(エヴァ・モゼス・コー氏)

 コー氏は両親をはじめ、祖父母、姉二人、加えて叔父叔母やいとこに至るまでを、収容所で失った。それを踏まえるならば、メンゲレの好奇心によって、コー氏はかろうじて命拾いをしたという言い方もできるかもしれない。

 実際、選別された双子たちが置かれた一画には、恵まれた待遇が用意されていた。髪を剃られるようなこともなく、囚人服を着る必要もない。自由に屋外で遊びまわることさえできた。

【閲覧注意】ナチス「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレの鬼畜双子実験、狂気の全貌! 血液を大量採取、謎の薬品注射…!の画像4アウシュビッツ収容所の双子の姉妹 「Mysterious Universe」の記事より

 食事には栄養のある野戦食が分け与えられ、兵舎からは時おり温和な「メンゲレおじさん」が、玩具やチョコレート、キャンディを手にしてやってくる――。労働漬けの一般区画に比べれば天国のようにも感じられた。

 しかし、図らずも双子たちに慕われていたメンゲレは、モルモットに餌を与えていたに過ぎなかった。

 コー氏はそこで耳にした悲鳴について回想した。背中合わせに臓器と血管を結合されたジプシーの双子の叫びが、壊疽により死にゆくまでの三日間、絶え間なく鳴り響いていた。

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