地図から消された5つの秘密都市! 各国政府が隠蔽… 氷の下の軍事都市、核戦争後の地下都市まで
■キャンプセンチュリー
冷戦下の1959年には、アメリカ陸軍がグリーンランドの厚い氷の下に軍事基地・キャンプセンチュリーを建造している。雪原の下に張り巡らされた地下トンネルには、研究所だけでなく病院や映画館、教会などあらゆる施設を完備。電力の供給には、移動式の原子力発電装置が使われていた。
この秘密基地は、グリーンランドに核ミサイル発射基地を設置する“プロジェクトアイスウォーム”の一環として造られたもの。しかし、不安定な氷の状態によって同計画は頓挫し、キャンプセンチュリーは1967年に閉鎖。兵士たちは原子力発電の反応装置箱だけを持ち帰った。しかし、近年になって地球温暖化の影響でキャンプセンチュリーが地表に露出し、汚染物質が漏れ出す恐れが指摘されている。
■バーリントンバンカー
2004年、イギリス国防省のサイトに「核戦争の際に移転先として準備されていた元秘密地下施設の機密扱いを解除する」という文章が掲載された。この一文によって、およそ40年間ひた隠しにされてきたイギリス軍の最重要機密“バーリントンバンカー”の存在が公に。この秘密地下施設には、核戦争が起こった場合4,000人の政府職員が逃げられるようになっており、90日間生き抜くために必要なものが備わっていた。
施設内には、首相のメッセージを伝えるBBCのラジオ局も備わっており、1991年までメンテナンスされていたという。しかし、維持に費用がかかりすぎると見なされ、2004年に閉鎖。2005年に公開された内部の写真には、施設内に取り残された未使用のコーヒーマシンやオーブン、固定電話などが写されている。
参考:「LISTVERSE」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊地図から消された5つの秘密都市! 各国政府が隠蔽… 氷の下の軍事都市、核戦争後の地下都市までのページです。世界大戦、冷戦、山下史郎、地下都市、オゼルスク、オークリッジ、キャンプセンチュリー、バーリントンバンカー、ヴュンスドルフ、核開発などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで