空気からエネルギーを取り出す「テワリ発電機」が完成間近!“エーテル理論”の復権でフリーエネルギー誕生へ=インド


■エーテル理論の復権か

 今回発表されたテワリ氏の研究の基本的なメッセージは、この形のある物質に満ちた世界は物理的な現象の結果として形成されたものではなく、“非物質”的で我々には計測できない現象によって形作られたというものである。

 これらの“エーテル”を我々は質量を持った固体物体のように物理的に測定することはできないが、それを検出して活用することができるとテワリ氏は主張する。そしてこの現象を実際に活用しているのがオーバーユニティの発電機であるT-RLGなのだ。

“非物質科学(non-material science)”は、新しい科学的革命へと導いているようであり、最近のこれまでの研究よりもさらに重要になっていると「Collective Eevolution」の記事は解説している。これによれば、数百人もの著名な科学者が現在、この“非物質科学”の問題を議論するために毎年集まっているということだ。

「この仮説は、非物質の基本特性を導き出すことによって提供され、質量のない、密度の低い、非圧縮性で非粘性、かつ連続的な流体、つまり非物質的性質を持つ空間の普遍的な基層が実在していることを意味しています」(パラマハムサ・テワリ氏)

 つまり今日の我々のサイエンスでは説明できないものの、エネルギーを有する“エーテル”は確かに存在しているということである。

空気からエネルギーを取り出す「テワリ発電機」が完成間近!エーテル理論の復権でフリーエネルギー誕生へ=インドの画像3 「Collective Eevolution」の記事より

 米カリフォルニア大学アーヴァイン校の超心理学者、ジェシカ・アッツ教授もまたテワリ氏を支持しているようだ。

「調査された研究の統計結果は、偶然によって決定されるものをはるかに超えています。これらの結果が、実験における方法論的欠陥に起因する可能性があるという主張は、間違いなく反証されます。政府主導の研究で見られるものと同様に増幅されたエネルギーの放出効果は、世界中の多くの研究所で再現されています。そのように示された一貫性は、容易に欠陥や詐欺だと主張するだけでは何ら説明することができません」(ジェシカ・アッツ教授)

 宇宙空間では質量は持つが、光学的に直接観測できない“ダークマター”や“ニュートリノ”に満ちているともいわれている。ニュートリノは質量がほとんどないものの、きわめて高エネルギーを有するものもある。こうした“エーテル”からエネルギーを得ることができれば、フリーエネルギーや“空気食ダイエット”は確かに成立するのかもしれない。このようなテワリ氏の仮説に代表される“オルタナティブ系物理学”にますます注目が集まっているようだ。

参考:「Collective Eevolution」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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