「ボブ・マーリーはCIAに暗殺された、私が殺した」元CIA職員が衝撃暴露! 殺害動機と意外すぎる手口…レゲエの神様の最期とは?
■“第2のキューバ”を誕生させてはならない
この後も表向きはマーリーの友人としてオクスリーは交流を続けていた。徐々に症状が悪化するマーリーはパリやロンドン、そしてアメリカなど世界各地の病院で診察してもらっていたが、それらは治癒に向かうというよりも彼の運命を早めることにしかならなかったという。そしてマーリーは1981年5月、36歳の若さでこの世を去ることになる。
オクスリーによれば、1960年の終盤から70年代のはじめにかけてミュージシャンを含むいわゆる“カウンター・カルチャー”をリードしていた高名な人物が何人もこうしたかたちで暗殺されているという。
この米ソ冷戦の時代、“第2のキューバ”を誕生させてはならないとしてCIAは中米の島国には特に敏感に国内の政治的動静をチェックしていたといわれている。かつてフィデル・カストロの暗殺計画が何度も行われていたことも今では知られるところとなっているが、音楽の力で国内外から熱狂的な支持を集めていたマーリーが今後政治色を強めていくのであれば、確かにアメリカから見て脅威であったのだろう。
ともあれ今回この話を紹介した「YourNewsWire」はあくまでも陰謀論系メディアであり、本当にビル・オクスリーが実在したのかどうかについての確かな証拠はない。それでも英大衆紙「Daily Star」がこの話題を取り上げるなど、“ボブ・マーリー暗殺説”は広く関心を集めているようだ。そしてこの件について今後新たな事実が登場する可能性もまだ残されているだろう。
参考:「YourNewsWire」、「Daily Star」、「Snopes」ほか
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