電極アナル挿入、キンタマ注射針、精子ダダ漏れ薬…「強制射精」の世界を亜留間次郎が徹底解説!
【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】
強制射精。読んで字のごとく、本人の意思とは関係なく強制的に搾り取る、最近はエロマンガなんかで、搾乳ならぬ搾精なんて言葉も出回っておりますが、まさにそうしたエロマンガ的な機械というものは存在するのでしょうか?
■実は奥が深い人工射精
医学的には人工射精法というちゃんとした名称があり、オナニー目的ではなく、SEXできないけど人工授精で子供を作りたい人などに使います。
適用対象者は成人では脊髄損傷などにより下半身の感覚がなくなってしまった人や、小児癌の放射線治療などで生殖能力を失ってしまう子どもです。大人になってから子供を作る可能性を考慮して精子を冷凍保存するために行われます。
まずは、人工膣法。要するにオナホール、TENGAなどを使用する方法です。自立的な勃起が出来ない脊髄障害などの患者には適用できないため用途は限られています。
次に、振動刺激法。バイブレーターを肛門に挿入することで直腸マッサージを行い強制射精させるのです。
また、看護師が直腸マッサージする場合もあります。うまく射精できないことが多いためあまり用いられなくなりました。
この辺までは想定している人も多いでしょう。強制射精といっても、電動オナホみたいなものか……とガッカリすることなかれ、世界はもっとすごい装置が存在します。
それが、電気刺激法(electro ejaculation:EE)です。
■最強の人工射精法・電気刺激法
ぶっとい電極をアナルに挿入して、電気刺激で強制的に絶頂、射精させる電気射精装置(Electronic Ejaculator)という専用の装置が存在します。
元々は牛・馬・豚などの家畜から精子を採取するための道具で、現在でも家畜の精子採取の主流を占めている方法です。近年になって、人間にも適用できるようになったため、世界的に使用されています。
小児癌のガイドラインでは、オナニーしたことがない思春期の少年が対象となります。思春期の少年のアナルに看護師さんが指を入れ、直腸マッサージして強制射精させたり、アナルに電極を挿入して強制射精させたり……というと変態というか虐待っぽいですが、真面目な医療行為として認められています。
ちなみに、少年から精子を採取するときは、トラウマになったり変な性癖に目覚めたり、変な性癖に目覚めたり、もしくは、変な性癖に目覚めたりしないように全身麻酔をかけて行うことになっています。体験者がもれなく意識不明なので、どれくらい気持ち良いのかは不明です。
一説によるととんでもなく気持ち良いという話。
海外サイトでは牛用が$2,095(約23万8千円)で一般人でも買えるので、どうしても電極アナルオナニーしてみたいという人は、自己責任で購入して試してみてください。
装置の内容は簡単で、500mAの電流で周波数60Hzの正弦波の交流を12V~24Vの範囲で断続的に電圧を上げていくというものです。この機械で搾精したものは濃厚で精子を含む精液が得られると機械のマニュアルに書いてあります。
自作することも難しくは無いと思うので、電気に詳しい人は是非挑戦してみてください。
(編集注:危険な行為ですので絶対に真似しないでください)
■まだまだある、精子の採取法
他にも強制的に精子をゲットする方法はいろいろあります。一つは精巣内精子抽出法(testicular excision sperm extraction:TESE)。なんのことはない、注射器でキンタマから直接精子を吸いだす方法です。
子供から重度障害者まであらゆる患者に対して最も確実性が高いとされている方法なのですが、キンタマに深く針を刺すためものすごく痛いので、全身麻酔が必要で汎用性が低いわけです。麻酔ナシであれば痛みで気絶するか、変な性癖に目覚めるかのいずれかなので推奨はできません。
最後に、薬物で精液が出っぱなしになるという方法があるので紹介します。
エロマンガに出てきそうな、注射すると射精が止まらなくなる薬は実在して、しかも目薬などにも普通に配合されている一般的な薬剤だったりします。
それはネオスチグミンという薬剤です。これを脊柱管クモ膜下腔に注入すると薬が切れるまで強制的に射精が止まらなくなります。
ネオスチグミンは血液脳関門を通過しないので、目薬や静脈注射などでは脊髄などの中枢神経に作用しないので安全なのですが、強制射精させるためには脊髄に直接注入する必要があります。当然高いリスクと技術力が求められ、経験豊富な医師でなければ難しい方法です。しかし、実際に1986年にこの方法で採取した精液で妊娠出産に成功しています。
強制射精というとふざけているように聞こえるかもしれませんが、子供を残したいという切実な願いを叶えてくれる、極めて真面目な医療行為なのです。
参考:「ガンと妊娠の相談窓口(PDF)」「日本脊髄障害医学会雑誌 16巻184頁」「泌尿紀要 34:1047-1050, 1988(PDF)」
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