ダイビング中にM5.6の地震が起きるとこうなる! 巨大な見えない力でコントロール不能になる瞬間…!

 自宅、職場、学校、通勤・通学中の電車内……地震はあらゆるタイミングで起こる可能性があるが、海中で地震を経験した人はなかなかいないのではないだろうか?

 そんな珍しい瞬間を撮影した映像が動画共有サイト「You Tube」に投稿された。地震発生時、海中は一体どうなっているのか、興味深い瞬間をご覧頂こう。

動画は「YouTube」より引用

 映像には海中カメラに映されたダイバーの姿が見える。よくある海中映像だが、次の瞬間。視界がもやもやとぼやけはじめたではないか……。ここで視界の異常はレンズの問題ではないと気付く。海底の砂がゆらゆらと揺れていたのだ。数秒後には、舞い上がった砂が霧のように海底を覆ってしまった。

 米誌「Forbes」オンライン版(2017年4月24日付)によると、この映像は昨年4月にフィリピンを襲ったマグニチュード5.6の地震の際に撮影されたもののようだ。ダイバーらは、ダイビングトレーニング中の初心者で、水深18mほどのところを泳いでいたという。

 この時、ダイビングリーダーはすぐに訓練の中止を決断、参加者らに怪我はなかったそうだ。

 この映像を見る限り、「地上より水中の方が安全では?」という気もするが、地震発生時に海中に逃げるのは得策ではなさそうだ。問題は津波である。

 ダイバー向けニュース「Underwater 360」が、2004年のスマトラ島沖地震発生時にダイビングをしていたヨシ・ハッサンさんの体験を伝えている。

「突然、後ろに吹き飛ばされたんだ。説明するのは難しいけど、向かい風に向かって全速力で走っているのに、巨大な見えない力に押し戻される感じだった」(ハッサンさん)

 他にも「洗濯機の中にいるような感覚だった」と語るダイバーもおり、特にダイビングに慣れていない人にとっては危険な状況だろう。パニックを起こして不用意に酸素を浪費してしまったり、海水を飲んでしまうことも考えられる。また、海中のサンゴなどに押しつぶされたり、ひっかかって動けなくなってしまう恐れもある。

 地震、そして津波の脅威は地上だけでなく海中でもある。地面に接している限り、地震から逃れられる安全な場所などないのだ。


参考:「Forbes」、「Underwater 360」、ほか

TOCANA編集部

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