果物は“お得意様”に「私を食べて!」と話しかけていることが判明! 果物たちのコミュ力と生存戦略に戦慄
2018.10.17 16:00
不思議なことにこの木の実を食べるのはマルミミゾウしかおらず、また一度マルミミゾウの体内を通り過ぎて便と共に出てきた種からしか発芽しないというから驚かされる。バラニテス・ウィルソニアナとマルミミゾウは文字通り切っても切れない仲なのだ。
この他にもマダガスカル原産のバナナに似た植物であるタビビトノキ(Traveller’s Palm)は、キツネザルと共にアイアイを“お得意様”にしており、彼らの色覚特性に合わせて鮮やかなブルーの種を実らせ、いち早い発見を促しているという。
こうしたケースは植物と動物が大昔からパートナーとしてコミュニケーションを取り合っていることを物語り、自然界が持つ“共生”の奥深さに驚かされるばかりだ。
参考:「New York Times」、ほか
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