ホーキング博士が死の直前まで書いた“全人類必読”の最終回答とは? 神・宇宙人・DNA…人類史上最悪の過ちも警告!
■AIの未来
「我々は最終的に機械の知性が人間の知性を上回る瞬間に直面するでしょう」
「高度な知性を持つ機械の存在は単なるSF話だと考えたくなる誘惑もありますが、これは間違いです。単なる間違いどころか、これまでで最悪の間違いの可能性もあります」
2015年にもホーキング博士は、米オンライン掲示板「Reddit」で、AIが人類を皆殺しにする可能性に言及していた。博士によると、AIは“悪意なく”人間を大量虐殺する可能性があるという。
「AIの本当の脅威は彼らの悪意ではなく競争力です。超知性を持つAIは目的の達成のためにとてつもない能力を発揮するでしょう。ただ、その目的が我々と合致しない場合、人類は危機に陥ります」
「あなたは悪意をもってアリを踏み潰すような“アリ嫌い”ではないと思います。しかし、もしあなたが水力発電の開発プロジェクトを担当していて、その地域のアリ塚を水浸しにしてしまうとしたら、どうでしょう? その場合、(人間にアリを殺す意図が無くても)アリたちにとってはとても不幸な事態です。私が言っているのは、人類をこの不幸なアリたちの立場に置かないようにしよう、ということです」
■遺伝子工学
「核戦争は最も直接的な人類の危機ですが、遺伝子編集されたウイルスがばら撒かれることなど他にも危機はあります」
「人間の遺伝子編集に反対する法律ができると思いますが、記憶力の向上、病気への耐性、寿命を延命などといった魅力に抗えない人もでてくるでしょう」
「そうしたスーパーヒューマンの出現は、彼らと競争できない未改良の人間たちにとって大きな政治的問題になるでしょう」
ゲノム編集技術、CRISPR(クリスパー)は目覚しい進歩を遂げている。2017年にはヒト胚の遺伝子編集にも成功したと報じられたように、まさに人類は“神の領域”に足を踏み入れてしまったのだ。博士が危惧するスーパーヒューマンの出現も時間の問題かもしれない。
同書には他にも「タイムトラベル」、「ブレグジット」、「気候変動」、「月面着陸」などについて、ホーキング博士の“最終回答”がおさめられている。まさに全人類必読の書と言っても過言ではないだろう。邦訳の出版を心待ちにしたい。
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2024.10.02 20:00心霊ホーキング博士が死の直前まで書いた“全人類必読”の最終回答とは? 神・宇宙人・DNA…人類史上最悪の過ちも警告!のページです。宇宙人、物理学、植民地、スティーブン・ホーキング、スーパーヒューマンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで