宇宙人は紫色の可能性大! グレイではなく、パープルへ…“太古の地球”も紫色だった!?
2018.10.23 12:00
現代でも、古細菌や単細胞生物の一部がレチナールを用いて光合成を行っていることが知られている。これらの生物は赤と青の光を反射するので紫色に見える。さらに、オーストラリアにはこのような好塩性の微生物が原因で、紫に色づいた美しい塩田が存在するという。つまり、太古の地球もこの塩田のような紫色だった可能性があるのだ。
■エイリアン探索の鍵も紫色?
論文では、地球外生命体がレチナールを使う戦略を取っている可能性も高いと主張している。生命が存在する可能性のある星を探す際、これまで「緑色」に注目していたが、「紫色」にも注意を払うべきだというのである。実際、NASAも地球外生命が紫色である可能性を視野に入れ始めている(詳しくはこちらの記事)。
いつか、宇宙のどこかに、紫色をした生命にあふれた星が見つかるかもしれない。そこには一体どんな生物がいるのか、想像するだけでわくわくするような話である。
(編集部)
参考:「Live Science」「BigThink」ほか
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