「スマートトイレ」競争が別次元に突入! うんこスキャンで病期診断、水要らず、AIも… ビル・ゲイツ参戦で日本メーカー危うし!
■水のいらないトイレ
AIで使用者の健康をチェックするトイレが語られる一方で、世界には未だ水洗トイレが普及していない地域も多い。下水道が整備されていなかったり水不足だったりなど、世界人口の半数以上が清潔で快適なトイレを使うことができず、感染症などで多くの子供が命を落とし、健康を損なっているという。
そんな場所に衛生的なトイレを届けようと、水のいらない新たなトイレが開発中だ。プロジェクトを支援するのは、マイクロソフトの共同創業者で億万長者のビル・ゲイツ氏である。ゲイツ氏は自身のSNSで世界のトイレ事情について動画を公開したほか、今月中国北京で行われた展示会で講演も行っている。講演会でゲイツ氏は、無水トイレについて、排泄物の入った瓶を片手に熱弁した。
ゲイツ氏によると、このトイレは下水道がなくても設置することができ、内部で排泄物を化学的に処理することができるという。この技術の開発に、ビル&メリンダ・ゲイツ財団はすでに2億ドル(228億円)以上出資しているといい、普及のためにさらに同額を用意するという。ゲイツ氏は2030年までに世界のトイレ市場が6千億円以上の巨大市場になると見込んでおり、このトイレのコンセプトを世界中に売り込むと意気込んでいる。
日本のトイレ技術は世界をリードするといわれ、訪日した外国人の評判も非常に高い。各社とも節水トイレや排泄物による健康チェック機能を研究中とされるが、これらの研究競争は非常に熾烈なものとなっていたようだ。どうかこの分野での日本のリードを守り続けて欲しいものだ。
(編集部)
参考:「Cnet」、「Axios」、「Express」、ほか
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