東大卒医師による「女子学生肉棒治療事件」が激ヤバ! 座薬と偽り少女に…大正ノ最凶暴行事件を亜留間次郎が解説!
■東大、京大まで大炎上
この事件は当時の新聞の一面記事となり、抗議デモが東大病院に押しかけ、警官隊ともみ合いになったり、投石により窓ガラスが割られたりと大きな騒動になりました。
さらに当時のマスコミにはプライバシーという概念などなく、大野禧一の自宅の住所まで報道してしまい、「ここが強姦魔の家だ!」と横浜中に知れ渡ってしまいました。怒り狂った民衆により家は打ち壊しにあい、家族はどこかに逃げたといいます。
事件後にマスコミで盛んに「大野博士」と報道されたため、博士号を授与した京都大学に保管されていた博士論文が多くの医学者に査読されることになりました。結果、デタラメな不正論文だったことが発覚、大野禧一は肺病の治療など出来なかったことが発覚してさらに事件は燃え上がります。
「京大ならデタラメな論文でも博士になれる」とマスコミに叩かれ、京大の権威は失墜、京大から医学博士を授与されていた医師らが誹謗中傷される惨事になるなど、東大だけでなく京大にまで盛大に飛び火して、大正時代の終わりまで炎上し続けました。
なんか最近こういう事件があったなと思いますが、実は昔からあったんですね。
■有罪にはなったけれど……
強姦罪が実質的に犯罪扱いされていなかった時代に、懲役六年の実刑判決を受けたのはかなりの重い判決とも見えます。しかし、これは強姦罪がメインだったわけではなく、堕胎罪、医師法違反、詐欺など余罪山盛りでの結果です。
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