東大卒医師による「女子学生肉棒治療事件」が激ヤバ! 座薬と偽り少女に…大正ノ最凶暴行事件を亜留間次郎が解説!

【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】

明治〜大正の性事情を亜留間次郎が徹底解説! 前編はこちら!

東大卒医師による「女子学生肉棒治療事件」が激ヤバ! 座薬と偽り少女に…大正ノ最凶暴行事件を亜留間次郎が解説!の画像1画像は「Getty Images」より引用


■女子学生肉棒治療事件

 明治から大正にかけては強姦されて警察に訴えても99.9%は被害届の受理すらしてもらえない時代でしたが、受理してもらえたたった0.1%の有名な事例があります。

 それが「女子学生肉棒治療事件」です。事件名からしてそそります。

 女子学生肉棒治療事件とは、大正12年、日本海員掖済会横浜出張所附属病院の病院長であり、東大医学部卒で医学博士の超エリート医師である大野禧一が起こした強姦事件です。日本四大財閥の一つ安田財閥の系列企業で、当時、資本金1,200万円の大企業だった群馬電力の専務小倉鎮之助(※)の六女で18歳の女学生の哲子に、坐薬だと嘘をついて自分のチ○コを挿入して妊娠させたうえ、秘密裏に強制堕胎させて隠蔽しようとした事件です。

※当時の小倉鎮之助の役職は専務だったが、社長は名義上だけの存在で、群馬電力の代表権を持つ経営者は小倉鎮之助であった。このため当時の新聞報道などでは小倉社長と書かれている。また、小倉鎮之助は安田財閥最高意思決定機関の幹部でもあり、長者番付に載るほどの富豪だった。

「俺は安田財閥幹部の小倉だ。俺の娘が強姦されたぞ、長官を出せ!」

 こんなにひどい事件なのに、父親が弁護士を連れて横浜地裁に怒鳴り込んで、ようやく事件として受理されたのです。当時の強姦被害者が被害届出すのって、なんてエクストリームスポーツだったんでしょう。

 小倉鎮之助は、幼い頃から慢性気管支炎に苦しむ娘のため、当時最新最高水準の医薬品や医療設備を買い集めた私設診療所を自宅に作り、エリート医師に往診してもらっていました。真の富豪は病院に行くのではなく、病院が来るのです。

 大野禧一は「肺病は如何にして癒つて行くか」と題した肺病治療の研究で、京都大学から医学博士を授与されており、肺病の治療において当時最高権威の医師と見られていました。そんな彼に、小倉鎮之助は6,000円もの莫大な額の謝礼を支払って、娘の治療を依頼したのです。当時の群馬電力の大卒社員の年収が約600円だったことを考えると、ブラックジャック並みの報酬といえます。

東大卒医師による「女子学生肉棒治療事件」が激ヤバ! 座薬と偽り少女に…大正ノ最凶暴行事件を亜留間次郎が解説!の画像2画像は「Getty Images」より引用

 しかし、小倉邸に呼ばれた大野禧一は、密室で2人っきりになると治療などせず「坐薬を入れるからね」「痛いかもしれないけど我慢してね」と言って、座薬どころか自分のチ○コを入れ、生出しSEXを3回にわたって行っていただけでした。

 それにしても、なぜ、哲子は犯されていることを両親に言わなかったのか? それは両親が彼女の周りから有害図書を徹底的に排除し、子供に対して一切の性教育を行っていなかったためです。性知識ゼロな上、母親からは「偉い東大博士のお医者様だから、ちゃんと言うことをきくのよ」と言われていたので、哲子は医師の言うことを全て信じ、医療行為が行われていると疑いませんでした。レイプされている自覚そのものが無かった……らしいのです。

 今で言う、無知シチュってヤツでしょうか。

 不審に思った父親が娘を病院に連れて行くと、娘が妊娠していたことが発覚します。横浜地裁に告発して大野禧一は逮捕されたのです。

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