近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インド

 インド東部アンダマン・ニコバル諸島の北センチネル島に上陸し、現地住民に接触しようとした米国人男性(27)が殺害された。弓矢で射られたとの情報もある。各国の報道(21日付)によると、この男性は近隣の漁師の力を借りて、16日に北センチネル島に接近し、カヌーで上陸したが、その後消息が途絶えていたという。男性は過去5回、アンダマン・ニコバル諸島を訪れており、キリスト教を布教するためにセンチネル族との交流を望んでいた。

近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インドの画像1画像は、「BUSINESS INSIDER」より引用

 実は、このような事態は以前から懸念されていたことである。北センチネル島に暮らすセンチネル族は、過去に文明に接触したことがない部族であり、人口や文化など今なお謎に包まれた存在だ。とはいえ、彼らが極めて“好戦的”な存在であることだけは判明しており、かつて島に近づいた取材班や漁師が無残に殺されたり、ヘリコプターやドローンさえも弓矢や投石で撃退されるケースが相次いでいたのだ。このような状況に日本でいち早く注目し、他メディアに先駆けて何度も「近づくな」と警告してきたトカナにとって、今回の事件は残念でならない。ここで再び注意喚起する意味も込めて、センチネル族について解説した過去の記事を再掲しよう。たとえ「交流したい」という平和的意図であっても、そのような想いが簡単に跳ね除けられてしまう“近づくことが許されない場所”は、今も地球上に存在するのだ。
(編集部)

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「死ぬまでに一度は行きたい世界の絶景」世界各地の秘境と呼ばれる場所に注目が集まる昨今、「世界最後の秘境」と呼ぶに相応しい伝説の孤島が今世界中から注目を集めている。そこへ近づいたら最後、多くの訪問者は重傷を負い、最悪死亡するケースもあるという。

近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インドの画像2ベンガル湾に浮かぶ小さな孤島「北センチネル島」 画像は「YouTube」より

 その孤島は、東にマレー半島、西にはインド亜大陸に挟まれたベンガル湾に浮かぶ、インド領アンダマン・ニコバル諸島に属する小さな孤島、「北センチネル島(North Sentinel Island)」だ。上空から見れば、手つかずのジャングルと透明度の高い海、真っ白な砂浜が広がり、その美しい絶景はまるでディカプリオ主演映画『ザ・ビーチ』の世界観を彷彿させる。

 しかし、どんな理由であろうとも私たちはここに近づくことは許されない。というのも、その島の先住民センチネル族は、その長い歴史の中、島外の世界との接触を一切拒否しており、近づく者は誰であれ襲撃するといわれているからだ。

 近代的兵器を装備するインド海軍に対しても矢の雨を浴びせるなどして接触を断固拒否。インド政府も干渉することをあきらめ、現在は実質的にセンチネル族の主権が認められている。

 高度文明社会を否定しつづける誇り高き先住民たちが生きる伝説のこの孤島、北センチネル島をご紹介したい。


■誇り高きセンチネル族

 センチネル族の詳細について確かな情報はほとんどなく、言語や生活習慣もわかっていない。彼らは生い茂るジャングルの中で生活しており、現代の衛星技術をもってしても彼らの住環境の手掛かりは未だつかめていない。食に関しては、狩猟、漁労、採集といった原始的な方法がとられているようで野菜などを栽培している形跡は見当たらない。

近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インドの画像3画像は「YouTube」より

 北センチネル島は2004年に起きたスマトラ島沖地震の際、地形が変形するなど大きな影響を受けている。地震発生後インド政府は救援物資を積んだ偵察機で島へ近づいたが、彼らは火矢や投石で攻撃し、偵察機を追い払ってしまった。そのため、地震が島にどのような影響を与えたのか、また何人死亡したのかについても不明である。もとから島民の人口についても数十人から400人程度とばらつきのあるデータしか残っていなかったのだが……。

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