近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インド

 しかし、その際に撮影されたと思われる、偵察機を原始的な武器で追い払う1枚の写真は、近代文明を断固として拒否する誇り高きセンチネル族を象徴する画として瞬く間にその存在を世界中に知らしめた。インド政府は幾度となく友好的な話し合いのため彼らとの接触に挑んできたが全て失敗に終わり、ついには島民の意思を尊重し北センチネル島への干渉から手を引いたのだ。そしてまたインド海軍は北センチネル島沿岸の3マイル以内に近づくことを違法とし、探検家やバックパッカーたちが島に入らぬよう巡回しているという。

近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インドの画像4偵察機を威嚇して追い払う島民 画像は「YouTube」より

■北センチネル島への接触を挑んだ者が遭遇した事件

 外部との接触を一切取ることのないセンチネル族の歴史は古く、およそ6万年前からこの島に居住しているといわれ、また彼らはアフリカ大陸で出現した現生人類の直系子孫とも考えられている。

 1980年代後期にその人類学上類を見ない貴重な実態を調査しようと北センチネル島に近づいた人類学者T・N・パンディット氏は、島に接近したときの様子について「時に彼らは私たちに背を向けてしゃがみ込み、排便するかのようなポーズを見せた。それは私たちに対する侮辱の意思表示で、私たちを歓迎しないというメッセージだったんだ」と語っている。

近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インドの画像5画像は「YouTube」より

 また1974年に北センチネル島のドキュメンタリー映像の撮影に挑んだグループは小型ボートで接近を試みた際、センチネル族による矢の猛襲に遭い、撮影監督の太腿に2メートル半もの長さの矢が刺さったという事件もある。直近の事件としては、2006年に北センチネル島近辺でカニを密漁していたインド人漁師2名が、船上で寝ている間に島に流れ着いてしまい、島民から矢で射られ殺害される事件が起こった。その事件を知ったインド政府は漁師らの遺体を回収をするためヘリコプターで近づこうとしたが、またもや弓矢を浴びて追い返されたのである。結局インド政府は島に足を踏み入れることができず遺体回収は断念された。

人気連載

danger
イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?

イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?

※こちらは2020年の記事の再掲です。 ――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・...

2024.02.27 08:00奇妙
青酸カリで人を殺すのは意外と難しい。推理小説のトリックは概ね間違いだった!?

青酸カリで人を殺すのは意外と難しい。推理小説のトリックは概ね間違いだった!?

【ヘルドクター・クラレの毒薬の手帳 第1回、青酸カリ/後編】  ※本記事は2...

2024.02.07 08:00科学
【毒薬の手帳】ググっても出てこない、青酸カリの本当の話

【毒薬の手帳】ググっても出てこない、青酸カリの本当の話

本記事は2015年に掲載された記事の再掲です。 【ヘルドクター・クラレの毒薬の...

2024.02.06 08:00科学
九州地方で正月に行われていた飲尿儀式の伝統があった!?

九州地方で正月に行われていた飲尿儀式の伝統があった!?

※本記事は2018年の記事の再掲です。 【日本奇習紀行シリーズ】 九州地方 ...

2023.12.30 08:00奇妙
龍のパワーを秘めた文字、「左回り」のエネルギーを得られる輪…今最強の波動グッズ3選

龍のパワーを秘めた文字、「左回り」のエネルギーを得られる輪…今最強の波動グッズ3選

不思議ジャーナリスト・広瀬学が渋谷クロスFMのラジオ番組のレギュラー出演者にな...

2024.03.19 16:30スピリチュアル

近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インドのページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル

UFO・宇宙人最新記事

UFOはすべて“USO”だった!?

UFO・宇宙人

エイリアンに精子を盗まれた男

UFO・宇宙人

“機密扱いのUFO映像”が公開中!

UFO・宇宙人