近づくと死ぬ「北センチネル島」と未知の部族を徹底解説! 米国人殺害は予想できた… 過去に何度も襲撃事例!=インド
■センチネル族全滅の危機
外部の世界に依存しない完全に独立した社会を形成するセンチネル族――。今では世界中に多くの北センチネル島ファンがおり、日々島の情報や彼らの生き方について熱い議論が交されている。北センチネル島の情報は英語からフランス語、スペイン語、中国語までそのニュースやコラムなどが拡散し、「northsentinelisland.com」という専門サイトがあるほか、フランスのデスメタルバンド・Fleshdollが「north sentinel island」という楽曲をリリースするなど幅広い層から支持されている。
しかし、北センチネル島に対する認知度が広まるにつれ、彼らの種としての存続が危ぶまれる可能性があるとも指摘されている。去年北センチネル島の3マイルの領海に侵入しようとした7名の者がインド海軍の監視船により拘束された。その内のひとりの漁師はなんとセンチネル族と接触し、無傷で帰還したそうだ。
先住民族の報道機関「SURVIVAL INTERNATIONAL」の報告によると先住民族として長い歴史を持つインド東部・アンダマン諸島のボー族の最後の生存者が4年前に亡くなり絶滅してしまったとのことだ。それは抗生物質の発達にともない耐性が強化された現代のウィルスなどによる疫病が、外部との接触により爆発的に広まってしまったためだという。つまり北センチネル島民の外部世界に対する断固とした拒否反応は、自身の種の存続を守るために当然の事なのだ。どんなに平和的に接触を求めてくる外部の人間も、彼らにとっては大きな脅威になり得るのである。
危険をかえりみないバックパッカーや探検家などがネタを求めて侵入していくことも考えられるが、そのような軽率な行動は断じて許されるべきではない。外部の文明との交流を持った時点から北センチネル族の絶滅カウントダウンがはじまってしまうのだから……。
(文=ジョー丸山)
参考:「Daily Mail」、「Mirror」ほか
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