あと5年で爆発的に広まる「ブレインテック」3つを科学ライターが分析! 被るだけでダイエット、幽体離脱、脳の処理速度向上も!

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BrainTech_1.jpgイメージ画像:「gettyimages」より

■イーロン・マスクも参入で劇的進展は!?

 では、ここまで紹介してきたブレインテックが何を目指しているのか? それは「トランスヒューマン(=超越人間)」に他ならない。この業界にも参入しているテスラ社のイーロン・マスクCEO曰く、「ブレインテックで人間とインターネットをつなぐ。そしてAIと脳を融合させる」ということだ。

 アニメ「攻殻機動隊」ではないが、脳にWiFiチップを入れてクラウドネットワークとつなぐのだとイーロン・マスクは豪語する。そして、クラウド上に接続ユーザーによる仮想的な“超集合意識体”を構築し、言語を使わず、脳内における生の情報で意思疎通を行うのだという。イーロン・マスクはこの研究のために、すでに医療研究企業のNeuralink社まで起ち上げている。Neuralink社の当面の目標は、100万個の神経細胞とコンピュータを接続し、インターネットを経由した“テレパシー”を実現することにあるという。


■日本は完全に出遅れた!

 とあるコンサルタント会社によると、2024年のブレインテックの世界市場は5兆円規模に達するという。

 2013年、当時のオバマ米大統領はビッグサイエンス(大規模な予算と人員を必要とする新規科学分野)への対応として『ブレイン・イニシアティブ』を打ち出し、ブレインテック分野で主導権を握ることを宣言した。そのスローガンは、ズバリ「BRAIN」。これは、Brain Research through Advancing Innovative Neurotechnologiesの頭文字に由来する。要するに脳科学にイノベーションを起こす研究を国として行う、という宣言である。当面のゴールは2025年とされ、それまでの12年間に4.5億ドル(約5,000億円)もの予算が投入される。

 世界もこの動きに追従する。イスラエルは「ブレインテック国家」を標榜し、ベンチャー企業のスタートアップを国として支援している。結果、現在流通しているヘッドセットのほとんどがイスラエル製だ。中国や韓国も国家レベルで大量の予算を投じており、ブレインテック分野を民間に任せっきりの日本は明らかに出遅れている。本田技研が脳波でASIMOを操縦する実験を成功させたり、NTTデータがModiusと同じく前庭部を刺激し、歩く方向を誘導する技術を開発するなど技術レベルは世界にまったく遜色ないが、それでも実用化でははるかに遅れている。経団連のお年寄りたちのカチコチの頭を、tDCSで刺激した方がいいかもしれない。
(文=久野友萬)


●久野友萬
サイエンスライター。著書(川口友万名義)で『ラーメンを科学する』(カンゼン)、『なんでも科学図鑑』(講談社)など。ムープラスにて「グルメの錬金術師」を連載中

コメント

2:匿名 2018年12月8日 23:55 | 返信

鬱病とか治すリラックスのを作って欲しい

1:匿名 2018年12月6日 17:09 | 返信

『ブレインテックで人間とインターネットをつなぐ。そしてAIと脳を融合させる』
 
建前:「皆さんの脳をAIとつなぐことで頭脳をアップグレードさせ、電話など携帯しなくても、常時、必要な情報が取り出せる。全く新しいマスコミュニケーション時代の到来です」
 
本音:「皆さんの脳と直接アクセスすることで、手っ取り早い洗脳の仕組みを構築したいだけなんですけどね。TVの前の一人一人がスイッチオンしてチャンネルを合わせてくれるのを待つより、ぶっちゃけ、この方が手っ取り早いわけです。皆さんには情報の選択の自由など一切ない、全く新しいマスコミュニケーションの浸透を目論んでるんです」

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