「バイオレンスに生きる」真面目な公務員が次々と豹変中! 超過激イスラム活動家激増の裏にある陰謀とは!?=インドネシア

「バイオレンスに生きる」真面目な公務員が次々と豹変中! 超過激イスラム活動家激増の裏にある陰謀とは!?=インドネシアの画像3イメージ画像:「gettyimages」より

■誰がモスク運営の資金を出しているのか

 急進主義の兆候はモスクに限らず、国内にある7つの大学でも見受けられたそうだ。なお、国家情報庁はISに傾倒しているとおぼしき17名のイマームを監視下に置いているということだ。

 インドネシアでは現在、スラバヤ事件以来、少しでも疑わしい人物に対して即時逮捕できるよう、アンチテロ対策が厳重になっている。しかし、プワント氏は強硬路線ではなく、あくまで穏健派としてイマームらと対話を続け、彼らが平和的メッセージを発信してゆくよう説得を続けていると話す。

 だが、プワント氏の対応を「生ぬるい」と切り捨てるのがジャカルタを拠点に活動するテロ問題専門家シドニー・ジョーンズ氏だ。

「指導者たちとミーティングするだけでは不十分です。『モスク開発委員会』に掛け合い、誰がモスク運営の資金を出しているのか探ったほうがいいんじゃないでしょうか」(シドニー・ジョーンズ氏)

「バイオレンスに生きる」真面目な公務員が次々と豹変中! 超過激イスラム活動家激増の裏にある陰謀とは!?=インドネシアの画像4Daily Mail」の記事より

 日本からさほど遠く離れていないアジアの諸島で、政府職員が「バイオレンスに生きろ」と、洗脳されつつあるというのだから物騒な話だ。イスラム圏での紛争の火花が、対岸の火事では済まされないことくらい日本に住んでいても先刻承知だ。この平和ボケした国に、突如として激震が走らなければいいがと、少しだけ案じている。


参考:「Daily Mail」、「Asean Economist」、ほか

文=佐藤Kay

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