芸人が体験したほんとうにあった怖い話! 絶対に読んではいけない「心が晴れる方法」(石野桜子・作)
【ニコ生配信決定!】12月21日、怖い話No.1決定戦『OKOWAタイトルマッチ』(おちゅーん)
12月21日の【怪談・実話・都市伝説…ジャンル不問の恐話No.1決定戦『OKOWAタイトルマッチ・壱の章』初代王者・三木大雲初防衛戦】とは?
第1回OKOWAチャンピオンシップ」を制した〝怪談住職〟三木大雲が初防衛戦に挑む! 絶対王者に挑戦するのは、「三木大雲と対戦して欲しい怖談士総選挙」で同率一位となった西浦和也(怪談蒐集家)と田中俊行(オカルトコレクター)による挑戦者決定戦の勝者!さらに…このタイトルマッチの勝者=二代目王者に挑む「次期挑戦者」を決める“次の闘い”も開幕する。怪談・都市伝説等、様々な怖談賞レースのファイナリスト経験者8名による次期挑戦者決定戦、名付けて「ファイナリストカーニバル」を同時開催!
・公式Webサイト: http://www.otune.jp/okowa/
・番組配信URL: http://live.nicovideo.jp/gate/lv317346770
さて、今からトカナで紹介するこの話は、「OKOWAタイトル挑戦者決定戦 ファイナリストカーニバル」への出場を懸けた予選を行った結果、惜しくも2位となり予選を突破できなかった石野桜子氏の怖談(こわだん)です。怪談要素の少ない実話系の恐い話も出てくるのがOKOWAの魅力ですが、この話ですら2位に甘んじるほど今回のOKOWAのレベルが高いことが、読めばおわかりになるでしょう。ちなみに、この予選で1位になった雷ジャクソン高本が「OKOWAタイトル挑戦者決定戦 ファイナリストカーニバル」に出場します。
/////////////////////////////////////////
怖談【心が晴れる方法】石野桜子
今わたしは芸人をやっていますが、10年間ほど精神疾患で休んでいた時期がありました。その間は閉鎖病棟に入らないといけないほど重篤な状態だったので、戻って来れただけで奇跡で、本当にありがたいと思っております。
その時に編み出した“心が晴れる方法”があります。
「あの時どうしても言えなかった」とか「感情を爆発させていたら良かったのに…」と思うことは誰にでもあると思います。それらを壁に向かって言うのではなく、メールにブワーーッと文字で叩きつけるのです。
想いのたけをブワーーッと書く。でも、そのメールは相手に出せないので、自分で自分宛に送信するんです。
これは心理学的にも理に適っているらしいのです。まず、文字にすることで客観視でき、送信ボタンを押すことで一種のカタルシスを得ることができるようなのです。
ただし、何よりやってはいけないことは、出したメールを読み返すことです。このメールは自分の負の感情が塊となっているものなので、読み返すことだけはしないように気をつけていました。
年月が経ち、わたしはなんとか復帰でき、3~4ヶ月くらい楽しい芸人生活を送っていました。
そんなある朝、「ピピピ」という電子音で目が覚めました。「メールかな?」と思って携帯電話を見ると、自分で自分に出したメールが届いていました。
寝起きでボーっとしていたので、そのメールをうっかり開いてしまいました。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊芸人が体験したほんとうにあった怖い話! 絶対に読んではいけない「心が晴れる方法」(石野桜子・作)のページです。幽霊、心霊、怪談、OKOWA、おちゅーんなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで