超凶悪事件の犯人を駆り立てたフィクション作品5つ! 銃乱射、兄弟殺し、KKK復興… 『ライ麦畑でつかまえて』も危険な小説だった!?

「事実は小説よりも奇なり」という言葉もあるが、フィクションに影響されて人を殺める者もいるようだ。今回は、小説やゲーム、映画などに影響されて殺人を起こした実際の事件をご紹介していこう。


■小説『ハイスクール・パニック』

超凶悪事件の犯人を駆り立てたフィクション作品5つ! 銃乱射、兄弟殺し、KKK復興… 『ライ麦畑でつかまえて』も危険な小説だった!?の画像1画像は、「WIKIPEDIA」より

 1977年に発表された、米国人作家リチャード・バックマンによる長編小説『ハイスクール・パニック』(原題:『Rage』)。同書は、現在世界各国で絶版状態になっている。その理由は、作中の内容が“銃乱射事件”を思い起こさせるから。絶版は作者自らが決断に踏み切ったという。

 実際、1988年の「サンガブリエル高校立てこもり事件」や、1997年の「ヒース高校射撃事件」など、1980~90年代にかけて米国で銃乱射事件を引き起こした犯人の多くが『ハイスクール・パニック』を読んでいたことが判明している。特に「サンガブリエル高校立てこもり事件」を起こしたジェフリー・ライン・コックスは、クウェート航空422便ハイジャック事件(1988年)及び同書に触発されて事件を起こしたと供述している。ちなみに、作者のリチャード・バックマンは、“ホラーの帝王”と呼ばれるスティーヴン・キングの変名だ。

超凶悪事件の犯人を駆り立てたフィクション作品5つ! 銃乱射、兄弟殺し、KKK復興… 『ライ麦畑でつかまえて』も危険な小説だった!?の画像2画像は、「WIKIPEDIA」より

関連記事

    人気連載

    現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

    現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

    現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

    2024.11.14 23:00心霊
    彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

    彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

    現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

    2024.10.30 23:00心霊
    深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

    深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

    現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

    2024.10.16 20:00心霊
    “包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

    “包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

    現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

    2024.10.02 20:00心霊

    超凶悪事件の犯人を駆り立てたフィクション作品5つ! 銃乱射、兄弟殺し、KKK復興… 『ライ麦畑でつかまえて』も危険な小説だった!?のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

    人気記事ランキング更新