押入れの中に“得体の知れない何か”がいる ― 不動産執行人が暴露した、実在する「絶対に近づけない押入れ」の恐怖体験!
2019.01.04 14:00
立ち会いがないということで鍵師さん同行の執行となったわけだが、門をくぐるなり鍵師さんはいち早く状況を把握。
「これ、鍵開け必要ないですよ。たぶん開いてるんで」
確かに昔ながらの引き戸玄関の扉には少々傾きが発生しており、鍵がかかる角度になかった。
ゴミがバリケードのように行く手を阻む玄関をよじ登ると、時が止まったような空間が待っていた。
土間厨房から奥へと連なる和室、ガチャガチャとチャンネルを回すタイプの家具調テレビ、大型の真空管ラジオ、立派なケースに収められた日本人形。
画像は「Getty Images」より引用
壁にかけられたカレンダーには平成3年とある。
点在する家具や家電には今やマニアが高いお金を出しそうなものもいくつかあったが、我々は「動産執行」ではなく、「不動産執行」で訪ねているためこれらに目を向けることもなければ報告することもない。
再び不動産に焦点を合わせると、奇妙な点があった。
長期間空き家という状況を考えると、相当きれいに保たれている室内なのだが、押入れにだけ、人が滞在していた気配があり散らかっているのだ。
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2024.10.02 20:00心霊押入れの中に“得体の知れない何か”がいる ― 不動産執行人が暴露した、実在する「絶対に近づけない押入れ」の恐怖体験!のページです。ニポポ、不動産執行、暗黒物件、デッドスペース、不明、押し入れなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで