押入れの中に“得体の知れない何か”がいる ― 不動産執行人が暴露した、実在する「絶対に近づけない押入れ」の恐怖体験!

 どこかの猫型ロボットのように寝床にしていただけではなく、照明の設置や飲食の形跡、本や生活用品が点在し、そこで暮らしていた形跡がある。

 これが何故か一部屋だけでなく次の部屋の押入れにも同じような形跡があり、缶コーヒーの銘柄や生活用品の種類からも一人の人間が押入れ住居を転々としていたとは考えにくい状況にあった。

「これ、住んでいたんでしょうかねぇ?」

 執行官の言及を遮るように勢いよく「ドンッ」と壁が叩かれた。

 音の発生源に視線を向けると、債務者の弟が窓の外からジッとこちらを覗いている。

 以降この弟は我々の調査の様子を窓の外から眺めては、押入れに差し掛かるたびに「ドンッ」と壁を叩き続けた。

押入れの中に得体の知れない何かがいる ― 不動産執行人が暴露した、実在する「絶対に近づけない押入れ」の恐怖体験!の画像3画像は「Getty Images」より引用

 気味の悪さはあったが、特段攻撃性があるわけでもないため、無視をしながら執行を続けていたのだが、やはり各部屋の押入れには何人かが住んでいた、あるいは軟禁されていた形跡がある。

 そして、一番奥の部屋に差し掛かる頃には……。

「ドドドドドドドドンッ!」

 威嚇の音がより激しいものに変わる。

 暗い室内で照明を点けてみると、この部屋だけ押入れが真新しい板で壁一面に打ち付けられていた――。

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