「AIロボットが日本人科学者29人を殺害」!? 2018年に世界が騙されたフェイクニュース5選


2.「テロ組織ISは、バラク・オバマが設立した」

 これは、大統領選挙戦の時にトランプ陣営が拡散した代表的なフェイクニュースなのだが、いまだに多くの人がこの情報を信じている。この噂の始まりは、トランプがある演説で、「ISISはオバマ氏に敬意を抱いている。オバマ氏こそISISの創設者だ」と述べ、ニュース専門局米CNBCのテレビ番組でも「オバマ氏は間違いなくISISの創設者だ」という発言があったと言われている。

「AIロボットが日本人科学者29人を殺害」!? 2018年に世界が騙されたフェイクニュース5選の画像2 「CNN」の記事より

 また類似のフェイクニュースには「オバマはケニア国籍のイスラム教徒だ」というものがあり、これは2008年の民主党予備選挙でオバマ陣営を不利にするためにばら撒かれたとされている。本件は、いったん拡散したフェイクニュースの訂正がいかに難しいかを示す典型例だ。2018年時点でも、アメリカ人の中には、オバマは外国生まれのイスラム教徒だと固く信じている人々が存在する(ちなみにオバマ大統領は米・ハワイ生まれのキリスト教徒)。

 当初オバマは、この類のフェイクニュースには対応しない姿勢であったが、あまりにも多くの米国国民がこの情報を信じてしまったことから、ついにハワイでの出生証明書を公開するに至った。

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