中絶胎児をマウスに融合「ヒト化ネズミ」爆誕へ! 恐怖のフランケンシュタイン実験が米国で進行中!

 人工妊娠中絶された人間の胎児の一部をマウスに移植する実験が米国で行われているという。今月6日付で英「The Sun」が報じた。

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■マウスと胎児を融合!?

 報道によると、米国の一部のラボで中絶された胎児の一部分をマウスに移植して“ヒト化”する実験が進んでいるという。放射線を当てて免疫系を破壊したマウスに胎児の胸腺や肝臓を移植すると、約10週間後には移植された胎児の一部に由来する人間の免疫システムを持つようになるのだという。

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画像は「The Sun」より引用

 このような胎児の利用は、世界の医学研究拠点の一つである米国立衛生研究所(NIH)の主導で行われているという。それというのも、このヒト化マウスが免疫系に関わる感染症や疾患の解明、治療法の開発に非常に有用だからだ。例えば、免疫細胞に感染するHIVは人間や一部の猿にしか感染しないのだが、ヒト化マウスにならば感染させることができ、薬剤の研究などで動物実験が容易に行えるようになるのだ。

「胎児組織は生物医学研究のための重要な資源である」と医学系の研究者らが主張している一方で、欧米の一部の人工妊娠中絶反対派はこのような実験を「フランケンシュタイン実験」と呼んで非難している。また、人工妊娠中絶された胎児が高値で取引されている実態が存在すると訴えている。

 同様の実験は昨年も米国で問題になっている。米食品医薬品局(FDA)がヒト化マウスを作成するために人工妊娠中絶による「新鮮なヒト胎児組織」を調達する契約を締結したことが発覚し、倫理的に大きな問題があると批判を受け、米連邦政府は昨年12月にこの契約を中止している。だがNIHやFDAはこの契約について、胎児の寄付は親の同意のもと無償で行われており、「法に則って行われており倫理的にも問題はない」と主張している。

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