幻覚ヒーリング、臨死体験、エスパー軍事… 常識を余裕で超越する「超能力」の真実がTVで暴露される!
ヒーリングの謎
さて、超能力はなにも透視やテレパシーだけではない。「ヒーリング」もそのうちの一つだ。そちらの例も番組では紹介されている。
かつてのキリストがそうであったように、常識では考えられない「ヒーリング」を行う伝道者が現在でも存在する。長年車いす生活だった相談者が突然走り出したり、ずれていた骨盤が目の前で修正されていったりと探せばいくらでも出てくる「ミラクル・ヒーリング体験談」。科学的にはまだすべて証明されたわけではないが、そういった力があるのは間違いないだろう。
南米アマゾンに住む部族のシャーマン(呪術医)もその類だ。彼らは祈りを捧げ、儀式を行うだけでなく、葉っぱなどで様々な薬を煎じる。シャーマンの作るそうした薬の中にはかゆみ止めや頭痛薬など普通のものもあるが、注目したいのは「アヤワスカ」というお茶だ。アヤワスカを飲んだ人々の体験談ではよく「激しい下痢と嘔吐に見舞われた後、別の次元に移動する」と書かれている。そう、このお茶はとても幻覚作用が強いのだ。
しかしアヤワスカはただの「ヤバい薬」ではない。いくつかの科学的実験の結果によって、正しく使用すればうつ病やPTSDなどの治療に効果的だという結論が出ている。しかし日本を含め多くの国では、残念ながらアヤワスカの所持・使用は法律で禁じられている。
医師も驚いた臨死体験
幻覚作用ではないが、過去にはこんな話もある。
2012年、アメリカの数々の名門医大で教鞭を取り、執刀してきた脳神経外科医アレグザンダー・エベン氏が執筆した自伝的著書『プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界(早川書房)』は、まさに世界を震撼させた。病原菌に侵されて脳が麻痺し、彼は1週間もの間昏睡状態に陥り、その間、自らの魂は体を抜けて天国へと昇ったと主張している。
後のインタビューでエベン氏はこう答えている。「昏睡状態になる前の私なら、こんな話を聞けば、天国なんてあるわけないと罵っていたでしょう」と。
エベン氏の他にも、手術中に幽体離脱してその様子を観察し、目覚めた後に手術内容を完璧に説明したという話も複数ある。火事場のバカ力ではないが、命の危機を感じたとき、人間は秘められた力を発揮する生き物なのか?
これまで紹介してきた内容など、トカナ愛読者が大好きであろう情報をお届けしているNetflixのノンフィクション番組「Top 10 Secrets and Mysteries」(2019年1月現在日本未公開)は全13話。今回は第4話「Supernatural Abilities(超能力)」を紹介したが、あと9話も残っている。現代科学やフリーメーソン、インダス文明など外せない内容となっているのでお楽しみに。
柳沢大河(やなぎさわ・たいが)
オーストラリア在住歴約20年、25歳バイリンガルのクリエイター。ウェブサイト作成や撮影など色々やっています。こういう系の話題が大好きです。世界80ヵ国以上の現地在住日本人ライターやカメラマンの集まりである「海外書き人クラブ」の会員。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊幻覚ヒーリング、臨死体験、エスパー軍事… 常識を余裕で超越する「超能力」の真実がTVで暴露される!のページです。ヒーリング、超能力、ユリ・ゲラー、臨死体験、透視、アヤワスカ、Top 10 Secrets and Mysteries、柳沢大河などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで