タイ「地獄寺」を26歳女子大生「地獄ちゃん」が衝撃案内! 青春の全てを地獄寺研究に捧げた”グロテスク・エリート女子”がヤバイ!
――現地の地獄寺で、他の国の人に会うことはありましたか?
「ないですね、外国の方はいないです。田舎の地獄寺は私なんかが行くと“日本人が来た!”と珍しがって人が集まってくるくらいです。ご飯をご馳走してもらえる時もありました」
――椋橋さんはまだお若い女性ですが、現地でナンパされたりしないですか?
「それはないです。きっと、ヤバイ奴だと思われているんでしょうね(笑)。あまり日本人だと思われたくないので、向こうでは手で餅米を食べたりして、いかにも現地人かのような感じで過ごしています。自分から言って、初めて日本人なんだってわかる感じだから、事件に巻き込まれたりもなかったですね」
――タイの田舎の方は、危険ではないのですか?
「いえ、バンコクの方が治安が悪いです。田舎はみんな親切ですし、ボッタクリに遭ったこともないですね。基本的にずっと田舎にいるので、特に問題は起きなかったのですが、問題は野犬とか猿とかですよね……。特に野犬と対峙した時は恐かったです。お寺に行くと犬がいっぱいいて、よそ者だとすぐにわかるので吠えながらずっとついてくるんです。襲いかかられるギリギリですよね。逆に逃げるとダメなので、刺激しないようにやり過ごしてました。しかも大型犬なんですよね……本当に恐かったです。あとはデカい蜂に刺されたり……」
――ええっ!? デカい蜂に刺された!? それ大丈夫だったんですか?
「大丈夫ではないんですけれど、命には別状なかったので大丈夫というか。最初は何が起こったのかわからなくて、あまりの激痛に刺された部分を押さえた手が離せなくて。病院には行けないので、お坊さんに“何かに刺された、どうしたらいい?”って聞いたら、謎の軟膏みたいなのを出されて……。“何もしないよりは~”と思って塗りましたね。付近で見かけていたので、たぶんアシナガバチだろうなと思います。痛くてもその後も調査は続けました。そういった自然の恐さには遭いましたけど、人の恐さには遭遇してないですね」
野犬と睨み合い、アシナガバチに刺されながらも、持ち前の《地獄愛》で83カ所以上の地獄巡りを達成した椋橋氏。
後編ではかつてないほど地獄寺に精通したその目から、オススメの地獄寺を解説してもらうことに……。つづく。
(後編はこちら)
椋橋彩香(くらはしあやか)
タイの地獄寺研究家。現在までに訪れた寺院は47県105カ所。近著に『タイの地獄寺』(青弓社)。好きなタイ料理は「ソムタム・パラー」。Twitter:@jigokuderaもしくは@narok___
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2024.10.02 20:00心霊タイ「地獄寺」を26歳女子大生「地獄ちゃん」が衝撃案内! 青春の全てを地獄寺研究に捧げた”グロテスク・エリート女子”がヤバイ!のページです。タイ、椋橋彩香、地獄寺などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで