タイ「地獄寺」を26歳女子大生「地獄ちゃん」が衝撃案内! 青春の全てを地獄寺研究に捧げた”グロテスク・エリート女子”がヤバイ!

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画像は「Amazon」より引用

――日本一”ヤバイ”を集める男、モダン・フリークス福田光睦によるインタビュー!

 改めて考えると、思いのほか、我々の日常生活は地獄に溢れているものだ。

 試しにツイッター検索をしてみると、男女問わず、物凄い数の“地獄発言”が上がってくる。

地獄のような夜だった

地獄に堕ちろ!

 筆者自体も、他人から「何をされている方ですか?」と訊ねられた時には「まあなんか地獄みたいな案件ばかりを扱ってます」と口にすることが多い。

 しかし、地獄自体を名乗る人間はそう多くないのである。

 その事実に気付かされたのは、ツイッターで「地獄」を名乗る女性を発見した時だった。

「ムカつく人がいた時は ”地獄に堕ちろ” と思いたいところだが、地獄が好きなあまりできるだけ地獄から遠ざかってほしく結局 ”極楽浄土に往ってくれ” と思ってしまう。結果的に仏の心を持つことになる。」地獄 @narok___2017年4月6日より

 今までに味わったことのない使用法の地獄が出てくるその発言に、やんわりとした衝撃を受けたことを覚えている。

 彼女がタイの地獄寺の研究をしていたことはその後に知った。

 そんな地獄さんが、本名の椋橋彩香名義で、『タイの地獄寺』を昨年10月に上梓したのである。

 一見、B級スポットを案内してくれる観光ガイドのようなその著書は、青空の下で緊張感のない巨人ドクロが立ち尽くす表紙のどこか長閑な印象とは違い、思いのほか大きな野心に満ちていたのである。

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椋橋彩香氏

――『タイの地獄寺』は、どれくらいの期間で執筆したのですか?

「地獄寺の研究自体は2015年から始めたので、3年くらいです。この本は修士論文を書き直したものなので、2015年から2年間で書いて、この本のために1年間かけて追加しました」

 現在26歳の椋橋氏は早稲田大学の大学院に在学中の学生である。

 椋橋氏が《タイの地獄寺》というものに最初に興味を持ったのは女子高生の頃。

「9年くらい前、高校生の時にインターネットで地獄寺のことを知って、“行きたいな”と思っていたんです。その前からタイ料理にもハマっていたこともあり、“タイに行きたいな”とずっと思っていました」

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 その素養は、さらに若い頃からの流れだった。

「中学生くらいの頃から、いわゆるグロテスクなものやアンダーグラウンドなものは好きでしたね。例えば《骨》とか。さかのぼれば、小学生くらいの時からミイラとかが好きな子供でしたけれど、高校生くらいからそういう共通の話題ができるお友達ができて、“グロ画像見ようぜ!”って一緒に遊んでいましたね」

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