「もうペットボトルの水は飲まない」超有名ジャーナリストのがん患者が衝撃宣言で話題! 発がん性化合物はあるのか… 医師の見解は!?

「起こり得ないことを証明することはできません。しかし、水のボトルの原材料については多くの混乱があります。原材料に関係なく量が毒になります。発がん性物質であるからといって、それが人間にがんをもたらすわけではありません」(ジョー・シュワルツ博士)

 シュワルツ博士はブロコウ氏の発言には懐疑的であるようだ。プラスチック製ボトルに対する主な懸念は、ビスフェノールA(BPA)という発がん性があるとされる化学物質なのだが、これはペットボトルが市場に出回る以前には哺乳瓶に使用されていたことが確認されている。しかし現在、このBPAは一部ウォータークーラーのタンクに使われてはいるものの、市販の飲料水のボトルには使われていないということだ。

 今日、私たちが店で買う水のボトルはポリエチレンテレフタレート(PET)、いわゆるペットボトルで、使い捨てで使われる限りは安全であるという。

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画像は「Wikimedia Commons」より

■我々はすでに発がん性物質の“たまり場”に住んでいる

 発がん性物質として認められているもう1つの化学物質は、ボトルキャップに使用されているジエチルヘキシルフタレート(DEHP)だが、このDEHPが飲料水に溶け出すことはないという。

 また、ペットボトルには一部から発がん性が指摘されているフタル酸エステル類が含まれているが、シュワルツ博士によればこのフタル酸エステル類は水中に浸出することができない、より大きな分子の中にごく微量に存在するだけであるということだ。

「危険とリスクは同じではありません。WHO国際がん研究機構(IARC)は、BPAを含む既知の発がん性物質をリストアップしていますが、その一方でベーコンも危険なものとして列挙しています。それはある曝露量に達するとがんを引き起こすということを意味しています。単なる曝露ががんを引き起こすわけではまったくありません」(ジョー・シュワルツ博士)

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