ほとんど議論されていない「4つの悲しみ」とは? 痛烈な悲しみ以外の重要な悲しみ… 希望を見出すヒントも!
4. 夢と希望の喪失。将来への展望を持てない
●不妊に苦しんでいる人物またはカップルの悲哀。
●“現実の世界”で自分の居場所を見つけるのに苦労している優等生の悲哀。
●仕事のキャリアの道のりが期待に反す結果となった人物の悲哀。
●帰属するコミュニティが望ましくない政治性を帯びた時の悲哀。
このタイプの悲しみは、深い精神的混乱(見当識障害)が特徴である。我々の多くは将来への展望と期待を心の糧に現在の生活を送っているが、人生上の出来事が期待に反する時、人は深い悲しみと不公平感を経験することがある。
妊娠に苦労しているカップルや、自分の居場所を見つけることに苦労している学生は、努力に結果が伴わないことで失敗の感覚と悲哀を味わい、自分と他者を比較するようになる。
また属する組織の予期せぬ政治的な変化は、現実に対する誤解や安定感を失わせる可能性があり、不安感と悲哀につながる。
■“悲哀”は人々の結びつきを深める
アイデンティティ、安全性、自律性、および期待の喪失はすべて悲しみにつながる。しかしながら嘆き悲しむ者に優しく接することで、我々にはお互いに助け合う機会が得られる。
嘆き悲しむ者は同情を受けることで、怒り、悲しみ、感覚の鈍麻、精神的混乱、および多様な癒やしが許される正当な権利を獲得する。悲哀は内面で起こっている現実を正確に浮かび上がらせ、そのプロセスを他者と共有できるものでもある。悲哀に暮れている人を見かけた時こそ我々の同情心が発揮され、また自分が悲哀に襲われている時は同情してくれる他者の温かさが胸に染みてくるだろう。
悲しみを一方的にネガティブにとらえるのではなく、人々の結びつきを実感し、人生をやり直す上で、欠かせない機会と考えることで、絶望の中にも希望が見いだせるということなのかもしれない。
参考:「Sott.net」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ほとんど議論されていない「4つの悲しみ」とは? 痛烈な悲しみ以外の重要な悲しみ… 希望を見出すヒントも!のページです。悲しみ、感情、仲田しんじ、メンタルヘルス、悲哀、嘆き、アイデンティティ・クライシス、自己同一性などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで