どんな傷でも20秒で完全止血する「バイオ接着剤」爆誕! 心臓の傷も余裕… 失血死根絶へ!=中国
■3年後には人間への使用が可能に
研究チームによれば、この“バイオ接着剤”は湿った組織にも有効であることから、傷を閉じるための縫合やステープル(医療用ホッチキス)の必要性を排除することができるという。そして心臓手術をはじめ、戦地や大規模災害での救急医療にも活用できると言及している。
「紫外線フラッシュライトや光ファイバーを使用すると、この素材は完全にステッチのないシーリングに使用できる可能性があるため、手術や緊急止血に使用するための有望な“バイオ接着剤”になります」と研究を主導したオウヤン・ホンウェイ教授は語る。
ブタの肝臓でその効果が確かめられたが、ホンウェイ教授によればあと3年ほどすれば人間への使用が可能になり、その後2年以内には外科手術にも用いられるようになるということだ。
この“バイオ接着剤”は細胞外マトリックス(extracellular matrix)と呼ばれる細胞の支持構造、タンパク質および他の分子の複雑な組成物を模倣するのを助け、素早く“接着”し生体組織の一部と化して止血するのである。
湿った体組織への強い接着力と、血圧と鼓動する心臓の動きに耐える強度の両方を兼ね備えたこのゲル状の“バイオ接着剤”は、今後さらに試験と改良を繰り返して安全性を確認し、実用化への道を進んでいくということだ。実用化されれば出血多量で亡くなる人が大幅に減ることは間違いないだろう。
参考:「Daily Mail」、ほか
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