どんな傷でも20秒で完全止血する「バイオ接着剤」爆誕! 心臓の傷も余裕… 失血死根絶へ!=中国

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イメージ画像:「Gretty Images」

 特にアウトドアでアクティビティを楽しむというわけではなくても、ちょっとした用心で数枚の絆創膏をサイフなどに入れておけば何かと安心だろう。防水性能が飛躍的に強化されるなど最近の絆創膏も進化しているが、先日中国の科学者が比類なき止血効果を誇る画期的な“バイオ接着剤”を開発して話題だ。

■画期的な止血剤“バイオ接着剤”

 自然災害、交通事故、そしてテロ……。安心安全な社会の中で普段は気を抜いていても、今はどんな災難に直面するかわからない時代を迎えている。

 万が一、そうした災難に出くわし、自分やあるいは周囲の人々が負傷した場合は当然ながらいち早い応急処置が求められる。救急車がなかなか到着しない場合や、負傷者が多く“トリアージ”が余儀なくされる場合などはなおさらだ。

 そしてこのたび、こうした救急医療を強力にサポートする画期的な“バイオ接着剤”が開発された。傷口に塗って紫外線を当てると、ものの20秒で出血をピタリと止められるというのである。救急医療はもちろんのこと、大量出血のリスクがつきまとう心臓手術でもきわめて有効に活用できるということだ。

 中国・浙江大学医学部をはじめとする合同研究チームが先日、「Nature Communications」で発表した研究では、大動脈や心臓の損傷による大量出血が見込まれる事態でも、わずか20秒ほどで止血できる“バイオ接着剤”の開発に成功したことを報告している。

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「Daily Mail」の記事より

 研究チームは研究論文のほかにも、ブタの肝臓を使って実際に出血を止める様子を撮影したビデオも公開している。ドクドクと血液が流れ出る傷口に“バイオ接着剤”を塗り込み、紫外線ライトを当ててしばらくすると確かに出血が止まっている。

“バイオ接着剤”は水、ゼラチン、そして化学物質の混合物から構成されている。まず、損傷した生体組織に注入し、紫外線を照射すると活性化し、その後急速に硬化して防水シール層を形成する。それによって血液や体液が漏れるのを止めるのだ。確かにこれまでにない画期的な止血の手段が開発されたと言えるだろう。

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