日本最恐のホラー映画『霊的ボリシェヴィキ』を観ると心霊現象が起きると判明! 監督と主演女優が暴露「撮影中や上映中に霊が…」(インタビュー)
高橋 極端に怖いことではないかもしれませんが、そうなった原理がわからないんです。
韓 あと、上映中のスクリーンに映った私の顔に、蛾が止まったこともあります。それも変な話ですよね。
――けっこうリアルで怪奇現象を呼んでしまう映画なのかもしれませんね。
高橋 そうですね。でも最も多かった感想は、「映画を見ていると言うよりも、いつのまにか映画の中の降霊実験に自分も参加しているような感覚に陥っている」というものでした。
劇中では、降霊会に参加した1人ひとりが自らの怖い体験談を百物語形式で語っているのですが、観ている側もそれに参加しているような不思議な臨場感があるそうです。「怖い話を語っていると何かを呼んでしまうのではないか?」という嫌な予感がスクリーンから伝わってくるらしく、たとえば、「(上映中に)ペットボトル1本倒れても怖い」というように、些細な変化にも恐怖を覚えるというのです。でも、そういう風に怖がっていただけるのは、うれしいですね。
■撮影現場の廃墟で感じた恐怖
韓 由紀子の体験談を語る長回しのシーンがあったのですが、霊を呼び寄せるような怖い話をするので、本当にコックリさんをやっているような不思議な感覚がありました。その場の雰囲気もとても気持ち悪かったんですけれど。
――巨大な廃墟のシーンでしたよね。無機質な空間の寒々とした空気感が、画面から伝わってきました。実際に、そんなに怖い場所だったのですか?
韓 はい、怖かったですね。何かがいるような感覚がずっと消えない、そんな場所でした。特に撮影中、私が待機している場所は本当に怖くて……。背後に気配を感じて思わず振り返ってしまうような怖さがあって、撮影中はずっと「後ろからいきなり何者かに襲われるんじゃないか?」と怯えていたんです。できるだけ考えないようにはしていたんですけれど。
――撮影中、お2人はどう過ごされていましたか? 和気あいあいだったのか、バチバチと対立する感じだったのか?
高橋・韓 バチバチではないですね(笑)。
韓 ただ、けっこう時間が限られた撮影でしたので、全体的に余裕がない状態でした。
――たしか、たった6日間で撮影されたんですよね?
韓 そうです。それで、なぜか私がすごく怒っていると皆さんに思われていたみたいなんです(笑)。ただ、撮影現場の異様な空気に反応して、常に緊張していただけなんです。それが、周りに誤解されてしまったのかもしれません。
高橋 撮影が終わった後、韓さんからいろいろ話を聞いたら「あの場所から一刻も早く立ち去りたかった」と言っていましたよね。
韓 そうなんです。本当にそれだけなんですよ。
――それほど不気味な場所だったんですね。
高橋 ただ、韓さんが異様な空気を感じ取ってくれていたことが、結果的に画面から伝わってくるので良かったと思っています。だから、劇中の韓さんは、今の柔らかい感じとは全然違いますよね。輪郭からして尖っているように映っていますから。
――他の役者さんの方は、何かおっしゃっていましたか?
高橋 そういえば、みんなで「霊的!霊的!」と言って盛り上がっていたのは聞きましたけれど。
韓 そうそう「霊的!」という言葉が流行っていました。「今日は現場押してます。わぁ、霊的だな~!」みたいな(笑)。そんな感じで、霊的という言葉で遊んでいましたね。でも、緊張感もありつつ、みなさんと楽しくお仕事ができたのは良かったです。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊日本最恐のホラー映画『霊的ボリシェヴィキ』を観ると心霊現象が起きると判明! 監督と主演女優が暴露「撮影中や上映中に霊が…」(インタビュー)のページです。幽霊、白神じゅりこ、老人、武田崇元、霊的ボリシェヴィキ、韓英恵、高橋洋、古民家などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで