テッド・バンディ大特集!米史上最恐に残忍なシリアルキラーの素顔 裁判での騒動も
この手の裁判がテレビで生中継されることは初めてのことだった。アメリカ全50州だけでなく、9カ国の海外メディアも裁判所に押しかけ、まるで映画の撮影現場のような雰囲気の中、テッドの裁判がスタートしたのだった。
法廷でのテッド・バンディ。画像は「Wikipedia」より引用
テッドの弁護士チームは、有罪であることは明らかであり、すでにこれだけ知名度が高いテッドが無罪になることはゼロに等しいことから、「有罪答弁をすることで、死刑を逃れ、無期懲役の判決にもっていくこと」を狙った。事前の面会では、テッドも司法取引を受けることを了承した。しかし、内心で彼は「罪を認めるのに死刑しか逃れられないなんて」と激怒しており、公判では自ら「弁護士たちが提案するような司法取引はしない」と断言。裁判官はテッドが自己弁護することを認め、7月、マイアミで裁判がスタートした。
フロリダ州立刑務所でテッドが事件について語った肉声を紹介するドキュメンタリー番組『殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合』第四話では、裁判で自己弁論したテッドの心境、投獄後も死刑が執行されるまで注目を集めた彼の言動を紹介している。
罪を認めることで司法取引をし、死刑を回避しようと考えた弁護士に激怒したテッドは、裁判官に自己弁論したいと申請し、認められる。スーツを着て法廷に立ったテッドは陶酔しきっていたが、やっていることはむちゃくちゃだった。犯行現場に最初に到着した警察官が証言台に立った時には、嬉々として反対尋問を行い、犯罪現場がどんな状況だったのかを詳しく説明させた。自分の犯した殺人を聞いて酔いしれているようにも、楽しんでいるようにも見え、改めて世間に「恐ろしい男」だという印象を与えた。
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2024.10.02 20:00心霊テッド・バンディ大特集!米史上最恐に残忍なシリアルキラーの素顔 裁判での騒動ものページです。テッド・バンディ、シリアルキラー・連続殺人鬼シリーズ、堀川英里、Netflix、殺人鬼との対談:テッド・バンディの場合などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで