全世界で危険性が指摘されるモンサントの農薬、日本で在庫一掃セールか!? 流れに逆行するこの国のヤバさを知れ!
■日本の現状と識者の見解
ところが、そのような世界的潮流に逆行する国がある。それは、日本だ。ここ数年は種子法を廃止し、遺伝子組み換え作物の栽培を可能にし、農林水産省に至っては2017年から順次グリホサート剤の農薬認可まで行っている。極端な話、欧米で売れ行きが怪しくなったグリホサートの“在庫処分”を日本で行うため、モンサントが自民党に金を撒いているのではないか? と疑いたくなるほどだ。
では、モンサントの遺伝子組み換え作物を承認する側から、モンサントの商品はどのように見えているのだろうか? 厚生労働省の諮問委員会で遺伝子組み換え作物の許認可制度の設計を行っている大学教授(匿名)に話を聞くと、次のような答えが。
「健康被害のレベルでいえば、(グリホサートよりも)食塩の方が体に悪いですね」
曰く、グリホサートは分解性が高く、雑草を枯らせた後、作物に残留しないという。
「除草剤がこれひとつで済みますので、農薬の使用量は大幅に減ります。労力も減るので収穫量もアップしますよ」
また、(遺伝子組み換え作物との組み合わせによる)殺虫効果はピンポイント。たとえばガの幼虫には効くが、チョウやハチには効かない。このように対象を選べる殺虫剤はほとんど存在しないため減農薬にも貢献するうえ、作物に組み込まれる遺伝子についてのチェック項目は膨大で、安全は確実に担保されているというではないか。
むしろ今問題なのは、遺伝子組み換えの技術革新によって、同種作物の突然変異を組み込むことになった点なのだとか。これは以前のように別種の生き物の遺伝子を組み込むわけではないため、見抜くことができない。だから、遺伝子組み換え食品の表示義務に違反していても、検査のしようがない。正直者がバカを見てしまうことになる。
では実際のところ、遺伝子組み換え作物は危険なのか?
「従来育種から大きく外れた遺伝子組み換え作物は育ちません。昆虫や細菌の遺伝子が入るので怖いという意見もありますが、こうした他生物からの遺伝子混入は自然界で普通に起きています。ですから、自然に起きる突然変異の中で人間に都合の良いものを選択していることと同じです」(前出の大学教授)
あまり知られていないが、殺虫剤に強い昆虫が生まれた場合、これまでは自然淘汰により薬剤耐性を持つ個体が生き残った結果と考えられていた。しかし、それは間違いだった。薬剤耐性を獲得するのは土壌細菌のほうで、その細菌の遺伝子が昆虫に取り込まれて変異を引き起こすらしいのだ。遺伝子は普通に考えられているよりも柔軟に生物間を行き来する。
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