全世界で危険性が指摘されるモンサントの農薬、日本で在庫一掃セールか!? 流れに逆行するこの国のヤバさを知れ!
■モンサント社員は無農薬野菜を食べている!?
ますますわからなくなってきた。結局のところ、ラウンドアップは良いのか悪いのか?
アメリカやドイツの研究では、集められた被験者たちの尿からグリホサートが検出され、研究によっては90%以上の尿検体に含まれていることもあった。日本でも消費者団体のメンバーが人々の毛髪を検査したところ、グリホサートが見つかったという結果がある。グリホサートの分解性が高いのは事実なのかもしれないが、残留しないというのも間違いらしい。
グリホサートを用いて栽培された農作物により、私たちは知らないうちにグリホサートに曝されている。モンサントは「尿中または食品中の化学物質の微量の存在は健康上の懸念には相当せず」、その量は「ヒトに安全と考える量の13%に相当」(同社サイト)するという。この13%をどう捉えるべきか?
日本のように多湿な国では、ラウンドアップの威力は素晴らしいものだろう。農家の手間も一気に省けるはずだ。しかし、それがもしも健康被害につながったり、利益の最大化を目論む私企業による“囲い込み”のためならば話は別である。5月に行われた反モンサントデモで、登壇者の1人が言い放った。
「モンサントの社員食堂では、無農薬の野菜を使っています! グリホサートが安全だと言うなら、なぜ自分たちは無農薬野菜を食べるのか? 自分たちだけ助かればいいのか?」
これが事実なら、モンサントは自社製品の毒性を自ら認めたようなものだ。なお、日本でもダイソーがグリホサート剤を使用した製品の販売を中止したそうである(在庫分は除く)。遺伝子組み換え作物の毒性については科学者の間でも意見が分かれているうえ、大企業=悪という情緒的な反対も多いのは事実。とはいえ、もっと公に議論されるべき話題であることは間違いない。
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