元農水次官の長男刺殺事件だけではない! 引きこもりの息子に「仕事をしなさい」
元農水次官の長男刺殺事件だけではない! 引きこもりの息子に「仕事をしなさい」と声を掛けたら…“川崎殺傷事件”が招いた負の連鎖
英一郎さんの最後のツイッター更新は事件が起きる3時間前で「誰も一人では生きられない」という文言も…。現在、この投稿には7200余りのリツイートがあり「親父に痛恨の一撃を食らった」「返事がない、ただの屍のようだ」など、ドラクエにちなんだレスが散見されている。
その一方で、ドラクエ内の“いじめ“によって自死を匂わすユーザーに対して「だから、ゲームが原因で命を失って、どうするのですか。悩み事なら、相談なら付き合います。落ち着きなさいよ」と、やさしい言葉を掛けることも。
社会部記者は「熊澤容疑者は運動会の騒音をめぐり、英一郎さんと口論になり、突発的に犯行に及んでしまった。川崎の事件が頭に浮かんだのだろうが、英一郎さんは四六時中ドラクエをやっている今の生活に満足しており、家族はまだしも、攻撃性が外に向かうとは断定できない。とても残念な事件だ」と話す。
似たようなケースで言えば、先月31日、福岡市博多区で40代の息子が70代の母親をハンマーで殴り、40代の妹を刃物で刺し、重傷を負わせる事件が起きた。息子はその後、自宅に火を点け、割腹自殺。犯行のトリガーとなったのは、母親との口論で「引きこもりの息子に『仕事をしなさい』と言ったら口論になり、殴られた」(母親)という。
「川崎の事件以降、引きこもりの子供を持つ親が神経質になっている。これまで以上にきつく当たったり、将来を悲観して無理心中を考える人も続出しているそうだ。川崎の事件はそれほど大きな影響力を及ぼしている」(前出社会部記者)
理由はどうあれ、人を殺めるのは悪いに決まっているが、家族同士の事件は深い心の痛みが残る――。
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